せぶんてぃーん ページ17
「ところで、しょっぴくんはどうしてAちゃんとしりあいなん？ともだち？」
「たまたまですよ」
「へぇ」
彼女が完成したしおりを職員室に持っていく間、下駄箱で待っていて欲しいと言われた俺たちは話しながら歩いていた
大先生も今日はうちに来るらしい
せっかくだから遊ぼう、と
そんな彼が、2人になった途端にしてきた質問
彼女と知り合ったのに特に理由なんてない
彼女が勝手に目の前で転んで
俺が勝手に家にいれたんだから
「おれ、おかしいとおもってん。あのこ…おねえちゃんのほうな？Aちゃんにともだちつくらせんように、ひっしやったから」
友達を作らせないように必死？
意味がわからない、と言う顔の俺に気が付いたのか、大先生は補足して言う
「いぞんさせるためやで。そういってたんや」
依存という言葉に、やけにピンと来る俺がいた
確かにそうだ
彼女はおねえちゃんを最優先に考える傾向にある
姉という存在がどれほど大きいのか俺には到底わからないが
彼女のそれを言語化するならば、まさに依存だろう
だがしかし、大先生はそれを知っていて、何故彼女達を見て見ぬふりなのか
「おれは、そうゆうのにはかかわりたくないよ」
俺の視線に気が付いたのか、大先生はそう言った
せやな
ふつうは
かかわりたくないはずやねん
そもそも、自分が解決してやりたいと思うこと自体がただのお節介
母の妄想の中の俺だ
そいつが、今すぐに彼女を助けようとする
居ても立っても居られない自分がいる
「もっとくわしく、しりたいんすけど。Aのおねえちゃんって、どんなひとなんすか」
彼女を助けないと
「おまたせ！きょうはうつもいるから、きっといつもよりたのしいよ！！」
彼女の笑顔を、守らないと
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名無氏無名(プロフ) - ボロ泣き勢です (2021年8月19日 0時) (
レス) id: 7157daf28b (このIDを非表示/違反報告)
私猫(プロフ) - 愛してます((( (2021年4月30日 6時) (レス) id: a5b5a226ba (このIDを非表示/違反報告)
あるか(プロフ) - 私猫さん» いつもありがとうございます！ここまでありがとうございました〜 (2021年4月30日 2時) (レス) id: 361634c89c (このIDを非表示/違反報告)
私猫(プロフ) - さしぶりの投稿お疲れ様です！ショッピさんが思ってることがこんな感じだったんだ…それが良くしれて真面目に好きです (2021年4月17日 21時) (レス) id: a5b5a226ba (このIDを非表示/違反報告)
私猫(プロフ) - あるかさん» あいも変わらず最アンド高でした (2021年3月23日 21時) (レス) id: a5b5a226ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あるか | 作成日時：2021年1月16日 20時
