２世 ページ2
「はぁぁぁもう！！！信じられない！ばか！ばか！なんでよ！おんなったらし！あほ！！」
「…お前、疲れてるん？」
「違うって！鬱さんが言ったんだよ。私はロボロのお嫁さんになるんでしょって！意味わかんない！ロボロはただの幼なじみだし、私は鬱さんのお嫁さんになったのに！」
「やっぱり頭打ったよなあいつ」
「シャオさんのせいじゃないの？怪我したの心配したと思ったら突然倒れたんでしょ？」
「そうなんやけどさ、俺はちょっと手合いで怪我しただけだし。よくあることやん。頭打って嫁さん忘れるのはよくあることじゃないけど」
「その怪我はちょっとじゃないけどね」
俺にとりあえず寝ろと言ってAちゃんが部屋から出て行った後、しばらくしてシャオちゃんが俺の見舞いに来た
話を聞く限り、おかしいのは俺みたいやな…
彼らにバレないように部屋を出て話を聞いていたが、2人が俺に気付いて嘘の話をしているとは思えない
それにしても、シャオちゃんはなんであんな怪我しとるんや
手合いであんな怪我する？
恐らく腕をザックリと斬られたのだろう
左腕全体に巻き付いた包帯がそれを表す
2人の話が本当なら、俺はその傷を見てすぐに倒れた
でも、そんな記憶はないし、そもそも俺の最後の記憶は、？
ズキン
「戦争、あいつらが、しゃおちゃん、、俺たちは、まだ」
「あれ、大先生？」
「しゃおちゃ…」
「起きたんやな！」
キラキラとした瞳
ズキズキと痛む頭
あれ、シャオちゃんってこんな顔してたんやっけ
最後に見たのは、泣きながら、自分を傷つける…
いや、あんなこと、本当に起こるわけがないやん
「そうやな、起きたわ。びっくりしたで？シャオちゃんの腕がザックリいってまうから」
「それで倒れたん？馬鹿だなー、こんなんたいしたことないって！」
バシバシと背中を叩いて笑って、よかったよかったと言う
久しぶりに見る
でもきっと、ここでは違う
当たり前のようにこいつらは笑うんだ
憔悴しきった仲間の姿が頭に浮かぶ
この時代では、たいした戦争は起こっていないみたいやな
んー、文明的に大体200年後くらいかな
Aちゃんが俺の嫁さんになってるのも本当みたいだし
「何にしても元気そうでよかった！Aが心配してたで、様子がおかしいって。訓練の方はしばらく休んでいいから、ゆっくりしてろよー」
「おん。ありがとってみんなにも伝えといて」
とりあえずこの時代での俺の立ち位置を確認しないと
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あるか(プロフ) - ありがとうございます！少しずつ進めていくので気長に待っていてくださると幸いです！！ (2020年8月17日 15時) (
レス) id: 361634c89c (このIDを非表示/違反報告)
優 - 初コメ失礼します！すごい好きです！u_t推しなので最高…！まだ少ししか投稿されてないですが、これからも頑張ってください！応援してます！！！ (2020年8月16日 3時) (レス) id: 455d9d23ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あるか | 作成日時：2020年8月14日 0時
