母国を愛す【ワートリ】

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空が晴れた。

















辺りには蝶の楯とトリオン兵の死骸、瓦礫。










この男の言っていたことは、本当だったのか。











「くあ〜〜〜〜〜〜っ」

「『！？』」






そんな気の抜けた声と共に寝転ぶ玄界の男。







「もう大丈夫だ、二人とも助かった。メガネくんは死なないよ」








置いて行かれたのは悲しいが、納得というものもある。この遠征に誘われた理由に対しての理由。








「………貴様………！！」

『ヒュース殿、落ち着きなさい。』







そうヒュース殿を制すると男がむくりと起き上がる










「足止めして悪かったな。お前達をフリーにするとうちの後輩たちがやばかったんだ。特にそっちの女の子の方。
………けど、たぶんおまえら、こっち(・・・)に残って正解だったと思うよ。なんか事情があるんだろ？＿＿＿おれのサイドエフェクトがそう言ってる。」








『………ッ』






この男………










「もうおれたちが戦っても意味はない。投降しろ、悪いようにはしない。」








「ッ！！」




『ヒュース、行くぞ。』












私はそう言って男の元に歩んだ










「………、わかりました。」








私はクルマというものに乗せられ、この男の拠点に向かう








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ペネちゃん特別サービスで一日二話目の更新です

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