クロ廃のための短編集4(閲覧注意)

実った恋2 ページ9

A｢ん〜っ!!ん〜っ!!!････ッ･･･ハァハァ!!!｣

赤ちゃん｢オギャ〜、オギャ〜!!｣


看護士｢無事に産まれましたよ。元気な男の子です｡｣


ク｢A、よく頑張ったな!!｣


クロハに頭を撫でられた｡


出産がこんなに大変とは････


お母さん、私を産んで戴いて感謝致します。


あぁ･･･産む痛みは痛いってもんじゃない････｡

ク｢俺とAの子、やっぱりどっちにも似てるな。｣


クロハは息子を優しく見つめる。


ク｢俺とA、付き合うまで相当時間かかったよな････｡｣


A｢そうだね････すごく懐かしいや｡｣


クロハとは色々な思い出がある｡


カノやキドやセトの事で相談に乗って貰った事がきっかけだったっけ？


それから友達同士になって･･･任務で助けてもらってばかりだった｡


クロハにはお世話になってばっかりだなぁ。


その内に、クロハが好きになっていた。


クロハ･･･もう私は貴方と共に人生を歩む事を決めたから過去を振り返ったりしないよ？


貴方も過去の私を気にしないで愛してくれた｡


過去があるから今があるんだって、昔お母さんから聞かされた事があるの｡


だから過去の分もクロハだけ愛する事を誓うね。

男の子｢パ･･･パ･･･｡｣


ク｢い･･･今!!｣


男の子｢マ･･･マ････｡｣


A｢確かに!!｣


ク･A｢喋った!!｣


なんと･･･息子が喋れるようになりました!!


男の子｢パパ〜!!ママ〜!!｣


息子は天使のような笑顔で私達を呼ぶ。


これから明るい家庭を一緒に築いていこうね…クロハ。

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