クロ廃のための短編集4(閲覧注意)

四角関係2 ページ5

マ｢Aを助けられるのはクロハしかいないよ｡｣


先ほどの女王の言葉が頭に響く。


A｢ｸﾞｽﾞｯ････セト･････カノ････キド････信じてたのに･･････｡｣


Aの部屋の前を通ると案の定Aは泣いていた｡


ｶﾞﾁｬｯ


ク｢A･････｡｣


俺はすかさずAを後ろから抱きしめた。


ク｢なぁ････もうあいつらの事考えるのやめろよ･････ここにいるのが辛いなら俺と一緒にカゲロウデイズに行って住もうぜ？主には俺から話すよ。もう･･･俺はお前の悲しんでる顔は見たくねぇんだ｡｣


A｢違うの!!私はただ３人の優しさが辛かっただけ･･･｡カノもキドも自分に正直なだけなの!!セトだって････そう。同じ孤児院の出身なのに私、あの３人に似てないくらい心が醜いの････｡｣


Aはそう言って泣き叫んだ。


ク｢Aは醜くなんかねぇよ････俺には美しい１人の女に見えてる｡やっぱり俺はこんなに可愛い女をいじめるあの３人が許せねぇ。だから、生命はバカで嫌いなんだよ｡｣

俺はそう言って強くしつつも優しく包み込むようにAを抱きしめた。

ク｢なぁ、一回だけで良いから･･･キス･･･して良いか？したら、口濯いだりして良いから･･･｡｣


俺は悪いと思いつつも、Aに言った。


A｢良いよ････今は慰めてほしい････んっ｣

ク｢んっ････ハァッ･･･｡｣

ﾁｭｯ････ﾍﾟﾛｯ････ﾁｭｯ･･･

俺は抑えきれずに舌まで入れてしまった。


長い接吻が終わった後、Aが口を開いた。


A｢私、セトの事良い人止まりだったから別に恋愛感情は抱いてないよ？でも、クロハの事は････どうなんだか分からなくなった････/////｣


ク｢･･･ッ///////｣


俺達が結婚する日は遠いようで近い未来の話。

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