クロ廃のための短編集4(閲覧注意)

四角関係 ページ4

マ｢セト〜!!おかえり〜!!｣ｷﾞｭｯ


セ｢マリー!!ただいまっス!!｣


盗むがバイトから帰ってきて、女王が抱きつくというこの団ではいつもの光景だ。


A｢････ッ!!｣


マ｢ｸｽｯ････｣


それをAに見せつける女王も日常茶飯事だった。


俺はそんな女王に苛立ちを覚えていた｡


Aは盗むの事が好きだ。


それを知ってて女王は盗むとのやり取りを見せつけているんだ。


俺はある日女王を呼び出した。


ク｢女王、もうAの事傷つけんのやめろよ。｣


俺は内心怒りながらも思ってることを女王にぶつけた。


すると･･･とんでもねぇ事を言い出しやがった。

マ｢何言ってるの？これはAのためなの!!｣

･･･は？


ク｢どういう事だよ｡どこがあいつのために繋がんだよ!!｣


マ｢Aはね･･･最初、カノと付き合ってたの｡でもね、カノがキドと浮気して･･･いけないって思ったカノはある日とうとうAに別れてって言ったの｡Aはカノに裏切られて泣いてた･････｡その時、セトがAの事を助けたの｡｣


なん･･･だと･････!!


マ｢Aはセトに優しくされる内に惹かれてたみたい････｡でもセトは鈍感みたいで私にまで優しくする････｡私だってセトが好きだから譲れないの｡Aは好きな人が他の女の子に優しくするのを見てどんな気持ちだったと思う？｣


そうだった････のか･･･｡

ク｢俺、Aの事好きなのに全然理解してなかったよ････｡｣


マ｢このままAにはセトを忘れて、クロハの元に行って幸せになってほしい!!でも、Aの心は辛くてこれ以上人を愛せなくなっちゃう････････｡｣


女王は泣き出した。


そうだよな････女王もAの事大好きなんだもんな。

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