クロ廃のための短編集4(閲覧注意)

自己愛ナルシシズム ページ15

ク｢あぁ･･･今日も俺の蛇は美しいな････｡｣


宝物を扱うように、蛇を撫でる俺･････｡


こいつが俺自身だと思うと益々愛でて愛でて愛さなきゃならねぇ････｡


俺は願いが無ければ、消えちまう･････｡


だから昔は誰よりも自己愛が激しかった･････｡


昔は･････の話だが。


この世に俺以外は必要ねぇ････


願いさえあれば俺は存在していられる｡


一度主までもを消そうと企てたが、一応俺の生みの親だ。


脅すだけにしてやった｡

消えたくねぇ一心で願いのためなら他人までも利用して用済みとなったら消す･･･｡


だが、消しちまったら願いがなくなるから繰り返す。


モブ１｢ひぃぃ･･･命だけは勘弁してくれ!!｣


バッ････


ク｢ってぇ････てめぇ、ざけんじゃねぇよ･･･俺の腕を汚しやがってよ･････薄汚ねぇ生命はさっさと散れ｡｣


俺の身体に傷をつけた奴には銃を乱射してズタズタにしてやったよ。


ハッ････ざまぁねぇな。


人間は醜く、バカで汚れた存在だ。


愛でる価値なんかねぇ｡

そう思っていた俺は、まさか人間を愛す日が来るなんてな。


そいつは、メカクシ団にある日やってきた女だった。


A｢Aです!!宜しくお願いします!!｣


ク｢･･･っ/////｣


心臓がドクンと波立ち、咄嗟に･･････


ク｢可愛い･････｡｣


俺はこう言っちまった････････｡


この世に俺以外に美しい奴が存在していたなんてな･････｡


A･･････あぁ、可愛いくて美しい俺の･･･俺だけの生命･････｡


お前さえいれば････願いなんていらねぇ････｡


なぁ････愛されてぇんだろ？


俺からの愛をたっぷり浴びるように与えるからよぉ･････


お前の身体と心を俺に愛でさせろ･････｡


触らせろ･････そんで俺にひれ伏せ･････｡


Aの全ては俺自身なんだ･･･････｡


お前が心地良ければ、俺も心地良いんだよ････｡

大好きだ･････愛してるよ･･････可愛い俺自身のA･････｡


今、Aは俺の部屋で俺からの激しい愛に耐えられなくて失神している｡


さっきの行為がメカクシ団の奴らに知られるのも時間の問題だぞ？


気をつけろよ････ﾆﾔｯ


可愛い俺(A)は今日も俺からの愛に溺れて頬を紅潮させ、女の顔をさせた･･･。


A、ずっと俺自身でいろよな？


永遠に愛してお前自身が俺の願いにしてやるからよ････｡

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