クロ廃のための短編集4(閲覧注意)

正直者が見た嘘つきの本音(マイ様リクエスト) ページ14

ク｢なぁ････なんで、俺の事見んの？｣


A｢見てないわよ!!｣

ク｢初めてこの団に入った時から思ってたんだけどよ･･･お前の事嫌いなんだよ｡｣


A｢はぁ？私だってあんたの事嫌いよ!!｣


ク｢････ッ!!そうかよ･･･別にいいし｡｣


クロハはそれっきり、黙っていつものポーカーフェイスに戻ってしまった｡


カ｢Aちゃん、あれはまずかったんじゃないの？｣


出た!!メカクシ団のペテン師が←


カ｢僕、嘘つきだから分かるんだけどね･･･あれは本心じゃないと思うよ？まぁ、信じるか信じないかは貴方次第ですw｣


こいつは･･･嘘つきだから信用ならん。


カ｢ｸｽｯ･･･今日が何の日かも知らないで･･･｡｣


A｢何か言った？｣


カ｢別に？只の通りすがりのペテン師の戯れ言だから｡それじゃーねー♪｣

あのアホ･･･後でキドに言って殴ってもらうか←

それにしても、クロハ･････いつも冷たいのはやっぱり私の事嫌いって事なのかな？


私は咄嗟にクロハの気持ちを確かめたくてクロハの部屋に行った。



ク｢なんだよ････｡｣


A｢さっきはごめん。クロハ････私、貴方の事嫌いじゃない。でも、言われてかなり傷ついたの｡いつもクロハ何考えてるか分かんないしさ･････私、どこかクロハに気に障るような事してたのかな？｣


今だけは正直になりたい。


ク｢その気持ち･･･嘘じゃないだろうな？｣


A｢えっ････キャッ!!!｣


次の瞬間にはクロハの腕の中にいた｡


ク｢今日がエイプリルフールなの知らねぇのかよ。お前見てるとさ･･･俺、おかしくなりそうなんだよ･････｡｣


クロハは強く抱き締めてくる････｡


ク｢騙されてバカじゃねーの？全部嘘に決まってんだろ。気づけバカが。｣


A｢それって･･･？｣

ク｢今だけは本音を言うと･･･初めて見た時からお前の事が好きだ。こんなにも俺の心を乱す奴はお前しかいねぇんだよ。｣


クロハは今までに見た事がないくらいに真剣な顔をした｡


A｢今度嘘ついたら針千本飲ますから/////｣

ク｢でもその代わり、お前の心を盗む泥棒にもなれるんだろ？ﾆﾔｯ｣


A｢バカ/////｣


嘘をつくと失う事も多いので、皆さん自分の気持ちに正直に生きましょう。

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