クロ廃のための短編集4(閲覧注意)

御曹司はイクメン旦那様3 ページ13

＜その頃のAは＞


部下｢社長、会議お疲れ様です!!｣


A｢有難う。長かったのにお疲れ様!!｣



部下｢社長･･･慌ただしいですね｡今から何かあるんですか？｣


A｢ママ友さんとの会議もあるのよ＾＾｣


部下｢なるほど〜!!いってらっしゃいです!!｣



私は部下と別れ、ママ友さんとの集まりに向かった。


ママ友１｢あ、Aさん!!こっちこっち!!｣


集まりは居酒屋のようだった。


ママ友１｢ハァ〜･･･子供産むと旦那って冷たくなるわよね･･･｡｣


ママ友2｢そうそう!!結婚前は優しかったのに、男って結婚したら態度変わるのよ･･･Aさんの方はどうなの？｣


A｢えっ･･･うちは、全然変わらない･･･かな？｣


ママ友１｢あんた･･･空気読めないわね･･･｡でも、そういう旦那さん羨ましいわ｡｣


みんな溜め息をつく。


クロハは････結婚しても他の女の人に見向きせず私だけを見てくれるし･･････
家事は･･･分からないけど、今は昔より生き生きしてて自分の会社のために頑張っている｡


今のクロハは私よりも稼ぎの良い社長なんだよね････｡


元々おぼっちゃまだったから英才教育良かったのもあるかもしれないけど、才能なしに人を引っ張っていくなんて凄いよ。

私･･･まだまだクロハの足元には及ばないや｡


すると急に目が痛くなった｡


A｢あ、コンタクトずれたみたいだからトイレ行ってきます｡｣


そう言い、化粧室に行き目を覗き込み、コンタクトを外す。


A｢クロハと出会わなければ、私は外見も変わらなかったよね･･･｡｣

あの頃はメガネもあってニキビも出来ていた｡


でも、今はコンタクトをし結んでた髪はほどいて肌も綺麗だ。


クロハは私の恩人なんだよ････｡


そう鏡に問い化粧室から戻ると、みんな酔いつぶれて寝てしまっていた｡

私は呆れながら笑うと横になり、私も寝ることにした。


そのまま朝を迎える。


朝を迎えるとみんなまばらに各々の場所に帰って行った｡


私は自宅に帰り、リビングに入ると･････｡


A｢フフッ＾＾｣


そこには仲良く寝ているクロハと蛇夜の姿があった。


ク｢ん････A、帰ったのか？｣


A｢うん･･･｡｣


ク｢いつも家事と仕事を両立してくれて有難うな。これからは俺も家事やるから｡｣


A｢クロハ････｡｣


ク｢フッ･･･愛しいハニーのためだったら家事でもなんでも出来るよ｡｣


臭いセリフだけど、クロハからだったら嬉しいかな｡


それからと言うもの、私よりもクロハが家事や育児をしてくれるようになり私は助かっています。

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