5頁 這い寄るモノ《序》 ページ6
「サイキンシモベタチガシッソウシテイタノハ…キサマガゲンインカ！」
タコと機械が連動しているのだろうか、その巨体からは考えられないほどの素早さで動く。よく見ると操縦席にDJブースのようなものが付いており、そこにあるターンテーブルでわさびを擦っている。……なんで？ しかもサイドには大量のわさび。あの機械はわさびで動いているとでも言うのだろうか。
「ヌヌッ！おヌシは『DJタコワサ将軍』!!」
「タコワサ…将軍……」
その名前を聞いた時、頭の片隅がじわりと痛む。痛みの中で忘れている何かが顕れるように、漠然とした懐かしいイメージが見えた気がした。
しかし、それを辿り出すよりも先に集中しなくてはという思考が強くなり、自然ときつく目を閉じてイメージを振り落としていた。
「ここで会ったが107年目！ オオデンチナマズは返してもらうぞィ！」
オオデンチナマズ、その名前に聞き覚えがあった。ハイカラシティ、ハイカラスクエアで失踪事件が起きた大きなナマズのことである。街ひとつの生活を賄えるほどの電力を生み出す。そして荷解き中にラジオで聞いた、バンカラ街での失踪事件！まさかタコワサ将軍が犯人なのだろうか？
「3号！きゃつはタコ軍団のボスじゃ！ とっちめてやれィ！」
「えっあっはい！」
何とか気持ちを落ち着かせてしっかりと向き直る。
「ナニヲイッテイルノカワカラナイガ…！」
「ワレラ タタカウサダメ！」
巨大なロボが動き出す。どうやら臨戦態勢に突入したらしい。どこか懐かしい気がしても、倒さなくてはならない敵ならば戦うまでである。
銃をしっかり握り直し、クレーター中心へ飛び降りる。
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最近｢戦闘描写ってテンポ悪いし需要ないけどないと話が薄くなるし……｣みたいに悩んでいます。
個人的にも早く恋愛シーンを書きたいのでなるべく早く終わらせたいのですが遅筆すぎるので進まないんですよね。
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ソルシード(プロフ) - りんごさん» ｱｯすみません！消し忘れてました。ご指摘ありがとうございます！ (2022年11月5日 22時) (
レス) id: 4da8726d25 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - オリ，フラ立ってますよ！ (2022年11月5日 22時) (レス) id: 40f7098858 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソルシード | 作成日時：2022年11月5日 21時
