或る爆弾1 ページ36
敦は死にかけていた太宰(inドラム缶)を助け出し、仕事の斡旋をして貰えると聞いて街を歩いていた。
「仕事の伝手の心当たりがあるから、まずは探偵社に行こう」
「ホント、何から何までありがとうございます」
「任せ給えよ、我が名は太宰。社の信頼と民草の崇敬を一身に浴すおとk」
「ここに居ったかァ!この、包帯無駄遣い装置が!
この非常事態に何をとろとろ歩いているのだ!」
「非常事態?」
敦は、国木田の口から発せられた言葉に凍りついた。
「爆弾魔が人質連れて探偵社に立てこもった!」
「ええ、面倒くさいなぁ……Aちゃん達は?」
「知るか」
『ここですよ』
3人は一斉に空を見上げた。
「さっきから爆弾とか包帯とかやかましいんだよ、はつ情期ですかコノヤロー」
いつも通りの目で鼻をほじる銀時。その背中にはAがしがみつき、その手には意識のない高杉の襟首が掴まれている____
「Aちゃんっていつもこの方法で移動してるんですか……」
『ん、楽だからね。お金もかからないし。直線で移動できるから速いよ』
敦の問いに銀時の背中の上でピースサインをするA。
「無賃乗車が許されるのはお前だけだろ。敦だっけ?お前は5分1000円な」
「ぼったくりじゃないですか!」
「おい、高杉は何かあったのか」
『晋助は朝に極端に弱いんですよ。ふらふら飛んでて危なかったので』
「不意打ちでぶん殴って気絶させて運んだ」
「君達もうちょっと優しく扱ってあげようとか思わないの……?」
銀時は「思わねーな」と呟き、高杉を地面に放り捨てる。
『それより爆弾魔の方を何とかするべきでは』
「そうだった。お前ら来い!」
そして一行は探偵社への道を急いだ(高杉は起きました)
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風寧 - Юрияさん» ありがとうございます!これからも頑張っていきますのでよろしくお願いします! (2019年6月15日 20時) (レス) id: 20b2ea3bbd (このIDを非表示/違反報告)
Юрия(プロフ) - どっちも大好きなアニメで読んでいて、とてもニヤニヤしてしました!更新頑張ってください!楽しみにしてます! (2019年6月15日 17時) (レス) id: f4565d370d (このIDを非表示/違反報告)
風寧 - 筑最さん» ありがとうございます!多そうで意外と少ない(?)組み合わせだと思ったので合体させちゃいました笑 更新頑張ります! (2019年6月11日 21時) (レス) id: 7e3874af1e (このIDを非表示/違反報告)
筑最(プロフ) - うわー好きなやつが合体しちゃったよー嬉し過ぎて泣きそうだよーこれからも頑張って下さい。 (2019年6月11日 0時) (レス) id: 27d7716bc4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:風寧 | 作成日時:2019年5月26日 0時