【文スト】式神？いいえ、侍です【銀魂】

女子会って結局何するところなの3 ページ11

そして、社員の自己紹介も済み、Aはナオミ、与謝野と女同士の会話を楽しんでいた。


｢そろそろ戻るか｣


国木田の提案に、席を立つ一団。


歩きながらもお喋りに興じる主に、銀時は優しげな眼差しを向けていた。


｢良かったな、A｣


独り言のつもりだったのだが、聞こえていたらしい。


『うん！』


満面の笑みを浮かべるA。

銀時は彼女の頭をくしゃりと撫で、わしゃわしゃと掻き回す。


髪の毛がと憤るA。だが笑顔を絶やさない。


｢何が｢良かった｣のだ？｣


国木田が銀時に尋ねた。


｢あいつ、今まで女の友達とか出来たこと殆どねーんだよ。家に居るのはあいつと俺みてーな式神と、マヨラーとドSで女なんて1人も居なかったし。だから、あいつがあんな幸せそうな顔してんの見るの久しぶりでさァ｣


マヨラーとドSが誰なのか気になったがあえてそれは聞かず、国木田は静かに頷く。


｢お前は彼女が幼い頃から傍に居るのか｣

｢俺ァもともとあいつの父親の式神でよ、でもその父親も、Aが生まれて2年くらいして死んじまって、そっから俺達が面倒見てる｣

｢俺達ってことは、他にも式神がいるのかい？｣


太宰が口を挟む。


｢あぁ、明日は来るだろ、来なくていいけどな｣


式神同士の仲はよろしくないらしい。


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風寧。

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