雪ノ約束【絶鬼】2

ついたウソ ページ16

〜雪蛍池〜









綺麗な雪蛍が見えた雪蛍池には









白い霧と大粒の雪で池は全く見えなかった。









『綺麗だよな〜！！』









『ほら、早く！！』









『また見ような！！』









様々な声が頭の中を回る。









『ただの腐れ縁の燃鬼。』









覇鬼と絶鬼、眠鬼に言った言葉。









私.....ウソついてた.....。









”ただの腐れ縁”じゃない。









私にとって大切な人だったんだ。









私は燃鬼の事が.....好きだったんだ..。









そうだったんだよ.......。









私、ずっと自分にウソついてた.....。







そう、やっと分かった時だった。









？「......夏鬼っ！！」









夏「え？」









違うよね？









君じゃないよね？









ゆっくりと、後ろを振り向く。









そこには









夏「燃鬼！？」









優しい香りと共に









ニカッと笑う、燃鬼がいた。

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