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魔法44 ページ45

―――ナツメ side









モブでも怒らせたらめっちゃ怖ぇ…、俺皆になんかした覚えないのに何故か憧れられてたり、告白も未だにされたりするんだよね

けど、返事する前に血相を変えて逃げてっちゃうから、一体君らに何が起こってんのか俺は知らない知りたくない(真顔)









_________

______

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主「…(ガタガタ)」


リ「ナツメ、お主大丈夫か?(汗)」


主「さ、さささ…寒…ッ!(ガタガタ)」


リ「うむ、そうじゃろうな。何せ、今日は一段と冷えるそうじゃからのう」


主「リリアぁ…(泣)」


リ「くふふ…分かっておるぞ、ほれ(ギュッ)」


主「ん〜♪ほかほか…(すり)」


リ「レオナやクルーウェルから、温かい服を貰い着ておるというのに…まだ冷えるとは…」


主「寒がりに底は無いんだよ」


リ「そのようじゃな(なで)」









季節は冬…、そう真冬なのだ…いくら妖精達のおかげで寮の温度を快適にしてるとはいえ、冷えるものは冷えるのだ。これは仕方ないと思う

うぐぅ…今はレオナサボってて居ねぇし、リリアの教室に遊びに来てそのまま勢いよく抱きついた。あ〜、人の体温って安心するぜ









リ「くふふ、あまり抱き着いておると食べてしまうぞ?」


主「え〜…俺ってば食用?」


リ「はて?それはどうじゃろうな」


主「食われんのやだぞ俺…」


リ「まぁ安心せい、お主に害を及ぼす者はわしらが容赦せんからのう」


主「害…?」


リ「くふふ」


主「?」









何だか、これ以上聞いちゃいけないような気がするからもう黙ってリリアを抱き締める事に集中しよう

早くレオナこっちに来てくんないかな…、レオナにぎゅうってされたい…勿論、リリアにされるのもめっちゃ好きだから何も言わないんだけどね!癒されますよ、ええ!









主「ん…」


リ「どうした?」


主「レオナの気配がする」


リ「よく分かるのう」


レ「ナツメ」


主「あ、やっぱり来た。それじゃリリア、また遊びに来るから!」


リ「待っておるぞ」









俺はレオナと一緒にE組から出て、中庭へと向かう

もう少しで進学する訳なんだけど…ちゃんとレオナが俺が留年したくないって伝えたら、分かったって言って授業受けてくれるようになった

だから、テストも単位も足りてるので無事に進学する事が出来そうです!









主「レオナ寒い」


レ「ああ(ギュッ)」


主「ん…(すり)」


レ「あったけぇか?」


主「すげぇ温かい」


レ「そうか(なで)」


主「ん」









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作者名:抹茶ラテ | 作成日時:2020年6月10日 23時

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