39 ※聖川真斗side ページ39
ちあきさんが彼氏と話しているとき俺は車の中から見守ることにした。
もちろん危ないと感じたらすぐに駆け付けられるように準備していた。
和也「考え直してくれた感じ?」
姉「…やっぱりもう和也くんとは無理なの…だから別れて欲しい」
和也「はぁ。さっきも言ったけどなんで分かってくれないの? 考えが変わらないなら今話しても時間の無駄」
姉「私さっき和也くんに殴られて気づいたの…私はもう和也くんのことが好きじゃないんだって」
和也「…」
姉「だから別れよ」
和也「…だよ…なんでだよ!!」
彼氏が急に大声を上げ、手を振りかざそうとしたとき、俺はすぐにちあきさんの元へ行った。
バシッ
俺は彼氏の腕を掴んだ。
真斗「今彼女に何をしようとしたんだ」
和也「いや…別に…」
ちあき「真斗くん…ありがとう」
和也「なに、知り合いなの?」
真斗「ああ。今この瞬間からちあきさんの彼氏は俺だ」
和也「ちょ、どういうことだよ!」
真斗「そのまんまの意味だ。ちあきさんを傷つけるようなやつにちあきさんと付き合う資格はない!お前とはもう終わったんだ」
そう言って俺はちあきさんの手を引きその場を去った。
真斗「すまなかった。あの場を修める為とは言え、あんな嘘を…」
姉「ううん!助かったよ!ありがとう(ニコッ)」
真斗「////」
姉「やっと自分の気持ちにも気づくこともできたしね♪」
真斗「どういうことだ?」
姉「ふふっいつかちゃんと伝えるね!」
真斗「////それまで待っているぞ」
姉「うん! あー流石にこんな顔のままこんな顔のまま家に帰れないよね…こんな日は朝まで飲み明かそうかな笑」
真斗「俺も付き合おう笑 仕事の都合で沢山は飲めないがな笑」
姉「一緒にいてくれるの!? 嬉しい〜!」
真斗「ふっそしたらまずは病院に寄ってから向かうとしよう」
姉「うん!ほんとうに何から何までありがとう」
こうして俺たちは朝まで飲み明かした。
29人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:きのこ | 作成日時:2022年10月1日 0時