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大学も始まり3週間が経った。私はあのライブの日が夢だったんじゃないかって何度も思った。
ブー
音也『おはよう！ 今日寒いね…！ 朝起きたらびっくりしちゃったよ笑』
携帯に映し出される文字に私は頬が緩んでしまう。
A「現実なんだなー…////」
あの日以来一十木くんには会えていない。当たり前だよね。相手はアイドルで、しかもあの日が異常なだけだもん！！
そう言い聞かせながら私は一十木くんに返信しようと携帯を開いた。
ブー
A「？？！」
そこには“聖川真斗”と書かれた文字が並んでいた。
確かにあの日、全員で撮った写真を共有するために全員のグループを作ったから誰でも追加できる状態だった。
真斗『急にすまない。相談したいことがあってな… 今日放課後時間はあるだろうか』
A『今日はバイトがないので時間あります！ どうしましたか？？！』
真斗『少し話が長くなるからそうだな…今日俺たちの家に来てくれないか…？』
A『家ですか…？！』
真斗『ああ。終わる時間にマネージャーに大学へ迎えに行くよう伝えておく』
A『分かりました！』
真斗くんどうしたんだろ…
私はその日の授業中ずっとそのことを考えていた。
友１「バイバーイ！」
A「また明日ね〜！」
大学の友達を別れた後私は真斗くんのマネージャーさんを待っていた。
？？「すみません。Aさんで合っていますでしょうか？」
A「はい！」
前もこんなことがあったな〜笑と思っていたら車へ案内された。
マネ「聖川から宿舎へお連れするよう承っております。宿舎まで少しお時間かかりますのでゆっくりおくつろぎください」
A「はい…！」
いわゆる外から中が見えなくなるような黒い車に乗って私は宿舎に向かった。
1時間くらい経っただろうか。
マネ「Aさん。着きましたよ」
A「すいません！」
私は気付いたら車の中で爆睡していた。
そしてマネージャーさんが部屋を合鍵で開けてくれ、中へ案内してくれた。
マネ「もう少ししたら聖川が帰ってきますのでここでお待ちください」
A「分かりました」
すっごく広いリビングのソファーに座りながら私は1人真斗くんを待つことにした。
ガチャ
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作者名：きのこ | 作成日時：2022年10月1日 0時
