18 ※来栖翔side ページ18
俺たちは今日サイン会を開催中だぜ!
いつも応援してくれるファンの子たちとの貴重な時間だ。
俺は1人そわそわしていた。
??『翔くんを見てると元気になれるの!!見てるだけで頑張れるって神様みたいだね笑』
顔も分からない誰かの言葉が昨日からずっと頭から離れない。
そんな風に言われたのは初めてで素直に嬉しかった。それに、そう思ってくれてる子がどんな子なのか気になった。
A「Aです!よろしくお願いします!(ニコッ)」
名前を名乗ったこの子の笑顔に俺は自分の体温が上がっていくのが分かった。
翔「////ああ!Aな!よろしく!(可愛いじゃねぇか///)」
今までに感じたことのない鼓動の鳴り方をしている。Aの顔を見たら俺の心臓が掴まれたみたいにギューってなった。
翔「ぜってー昨日音也と(恋バナ)話したからだな…笑(ボソッ)」
A「翔くんは可愛いって思ってたけど、昨日気づいちゃったんです。すっごくかっこよくてキラキラしてる男の子だって!///そして、翔くんがいてくれるから私も頑張れるんです!翔くんがいてくれてよかったです!」
面と向かって言われると照れるな////
それに本当にそう思ってくれてることが伝わってくる。そして、俺はこの子が昨日の隣にいた子なんじゃないかって直観で思った。
翔「Aは昨日○〇ってホテルに泊まってたりしたか…?」
A「なんでそれを知ってるんですか?!///」
翔「ちょっとな…!笑」
そういって俺がいたずたっぽく笑った。
翔「////俺がいてくれてよかったとか初めて言われたぜ…///(ボソッ)」
俺はそんなお前をもっと幸せにしたいって思ったんだ。
ドキドキ…
翔「なんだ…? 俺もしかしてあの子の事…///」
気付いたら俺との順番が終わってトキヤの方へ進むAのことを目で追っていた。
音也「翔ー?? もー! 見すぎだよー!」
翔「なっ!!//// そんなんじゃねーし!///」
音也「Aちゃん可愛いからその気持ちは分かるけどね♪」
翔「音也もしかしてお前…!」
音也「んー?笑」
音也はAちゃんがいるんじゃないのかよ…! え、まさかあの子がそうじゃないよな…?笑
まさかな! そんな偶然あるはずねーよな!笑
そう言い聞かせる翔くんでした☆
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作者名:きのこ | 作成日時:2022年10月1日 0時