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月日は流れ、高校3年生の秋になり、私は大学の受験が近づいていた。

ある日私は気分転換にカフェで勉強をすることにした。


音也「こんにちは」


A「えっ、、その、すいません。どなたでしょうか…?」


音也「ごめん、急に話しかけられたらびっくりするよね笑 この格好で思い出さない?」


目の前にはサングラスに帽子を深々と被ってるなんて変質者でしかない…ってこの人…!


A「あー!1年前に公園で話を聞いてくれた方ですか?!」


音也「せいかーい!笑 たまたま見かけて思わず話しかけちゃった笑」


A「あの時は本当にありがとうございました! 話を聞いてくれて、一緒にいてくれて救われました!」


音也「ならよかった。今は受験勉強中?」


A「そうです!来月に公募推薦を受けるのでその勉強をしてました!」


音也「そっか。頑張ってるんだね。ちなみにAちゃんは好きなアイドルとかいる??」


A「今は特にこのグループ!っていうのは…笑」


音也「そうなんだね笑 そしたらなおさら行ってみて欲しいな!」


A「??」


音也「丁度俺、今度開催される『マジLoveキングダム』っていうライブのチケットを持ってるんだ! 君にあげるよ!」


A「ええー!いいんですか?!」


音也「君に行ってきて欲しいんだ。それにこのチケットどうしようって思ってたからさ笑」


A「そしたらお言葉に甘えて頂きます…!」


音也「うん!素直でよろしい!笑 2枚あるから誰か誘って行っておいで! 勉強頑張ってるからそのご褒美ってことで楽しんでね!」


A「はいっ!!」


顔もよく分からない。名前も知らない。けど、やっぱりあの人は何か、他の人とは違う。

サングラスに帽子の男の子が見えなくなるまで見送り、私は貰ったチケットに目を移した


A「えーっ!!!これ1列目って書いてあるんだけど‥‥」


家に帰ってお姉ちゃんにすぐ報告しました☆


A「お姉ちゃーー−−ん!!!」


姉「帰るなり急にどうしたの?笑」


A「お姉ちゃん、スターリッシュとかって知ってる…?」


姉「知ってるよ!今すっごい人気なんだから!!」


A「そのチケットをある人から貰ったんだけど、一緒に行かない?!」


姉「いいの?! 行く行くー−!」


そうして私は見事公募推薦で合格し、ライブに行った。

8→←6 ※一十木音也side



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作者名:きのこ | 作成日時:2022年10月1日 0時

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