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5 ※一十木音也side ページ5

音也「ここかー」


俺は展示会に来た。


音也「結構広いし高校生のも展示してあるんだな〜」


俺はある作品の前で足を止めた。


音也「Aちゃん…?」


そこには俺の待ち焦がれていた女の子の名前が書かれた作品があった。

俺は信じられない衝動からか心臓がドキドキしていた。

近くにはAちゃんが自分の描いた絵と賞状を持った写真が飾られていた。

Aちゃんの首にはネックレスがされれいた。


音也「俺があげたピック…!」


俺はAちゃんであることを確信した。それと同時に帰ってきたことが嬉しくて頬が緩んだ。


やっと、やっと会えるんだ…!!


俺は約束の公園に行こと思ったが、卒業オーデションやレッスンで忙しく、行けたとしても夜だった。


音也「やっぱり会えないよな…」




そうして会えないまま俺はアイドルとしてデビューすることになった。

俺は楽屋で携帯の中のAちゃんの写真を眺めていた。


翔「ほんとに学生のときからずっとそのロック画面だよな〜」


音也「かれこれもう5年目かな笑」


翔「そんななのか! ってもその女の子って誰なんだー?」


音也「Aちゃんだよ!」


翔「そういうことじゃなくって!!笑 その、、彼女なのか?////」


音也「彼女?!/// ち、ちがうよ!! もう何年も会えてないけど俺の大切でずっと忘れられない人だよ…/// Aちゃんがいてくれたから今の俺があるんだ…!」


翔「聞いてるこっちが恥ずかしくなるな///(ボソッ)そっか!早く会えるといいな!」


音也「うん!あー! はやくあいたーい!!」


今日の仕事が早く終わったため、久しぶりにあの公園に行くことにした。


??「うっ、うう、、」


音也「え、誰か泣いてる?」


俺はその泣いてる子に近づいた。

その子は写真の子。つまりAちゃんだった。

俺が近づくとその女の子は俺のことを見た。


音也「////」


A「あ、すいません、、、」


急いで逃げようとする君の腕をつかんでいた。


音也「待って!」


A「離してくださいっ!」


音也「なんで!!」


A「だって、どっからどう見てもサングラスに帽子を深々と被ってるなんて変質者でしかないです!!やだっ、、私死にたくない‥」


そういってさらに泣き出してしまった。たしかに今の俺の恰好は変質者と間違われてもおかしくはないな…笑


音也「俺は君に何もしないし、変質者でもないよ! だから泣かないで…?」

6 ※一十木音也side→←4



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作者名:きのこ | 作成日時:2022年10月1日 0時

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