甘々 ページ25
．2
「あちゃ、醤油きれてたっけ」
開けた引き出しを覗いて思わずため息をつく。そういえば昨日使い切った。
火を止めて、何か適当なパーカーと財布を探しながらソファに座る海に声をかける
「海、私ちょっとスーパー行ってくるから一応キッチン気にかけといて」
いつも通り『んー』とか、そんな適当な返事が返ってくるかと思ったのに
「っえ、ちょっと？」
『俺がいく』
ソファから起き上がった海に腕を引かれて思わずソファの上にどさっと座る。
『てか、俺が今日作るって言ったのに』
そういえば昨日そんな話をした気がする。
『今日はAまったりしといてよ』
「いや、でも海いつもお仕事忙しいし」
『Aもお仕事忙しい』
「私は海に比べたら全然…」
『俺と比べない。俺が出来ることとAが出来ることは違うでしょ？』
海はいつだってそうだ、理論的で、私には追いつけないところがある。それでも、
『それに、Aは仕事だけじゃなくて家事もしてくれてるでしょ？俺、何もしてない』
「海は家事しなくていいよ」
『やだー今日はするの』
「海くんわがまま」
『Aもね』
そうやって笑う顔でぜーんぶ、包んでくれる。
『そのかわり、今度は俺に甘えさせてね』
「じゃあ私も今日はいっぱい甘える」
『それでよし！』
くしゃくしゃと頭を撫でられる
「じゃあー早速海くん、ぎゅーってしてください」
『あれ、買い物は？』
「……それより、ぎゅーが先」
『ふふ、いいよ』
優しい香りと、温もりを感じる。
「すき、」『うん。俺も』
．甘々
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○○(プロフ) - あっちゃんさん» ありがとうございます。頑張らせていただきます！ (2018年7月28日 22時) (
レス) id: bc97300b24 (このIDを非表示/違反報告)
あっちゃん(プロフ) - 作者さんの小説大好きです！これからも応援してます！ (2018年7月28日 20時) (レス) id: a151bbb754 (このIDを非表示/違反報告)
○○(プロフ) - ネオンガールさん» ありがとうございます！嬉しいです。頑張らせて頂きます！ (2018年3月20日 9時) (レス) id: bc97300b24 (このIDを非表示/違反報告)
ネオンガール(プロフ) - たくちゃんのプロポーズのお話泣きそうになりました…。更新待ってます！頑張ってください:-) (2018年3月19日 22時) (レス) id: d6341b5934 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：．C | 作成日時：2017年12月23日 22時
