甘い、お酒 ページ3
.1
お酒の入った晃一くんは面倒臭い。
『なぁ〜A〜』
「なんですか」
『ふふふふふ、呼んだだけぇ』
「…はいはい」
このやり取り、何回目?
隣に座る晃一くんが乗せてくる腕が鬱陶しい
「ほんと、晃一はAちゃんのこと好きだよね」
目の前で海くんは少し困ったように笑う
「いいんじゃね。どうせAも晃一に甘々なんだし」
拓弥くんは意地悪そうに笑う
「甘々!?!?どこが!?!?、」
「え?もう全体的に。なぁ?」
「まぁ、そうだね。甘々だよね」
海くんと拓弥くんは目を見合わせて嬉しそうに私の顔を見る
『そらなぁ、Aは俺のこと好きやもんなぁ?』
「…はいはい」
『な?』
「…」
『な?』
「…はい。好きです」
『ほらぁ!』
晃一くんは嬉しそうに笑うと海くんと拓弥くんに向かっていぇーいとピースサインをつくる
「ほら、甘々」
「甘くない!」
「すぐ認めちゃうあたり甘いね」
拓弥くんは相変わらず意地悪そうに笑う
『A、A、A、』
お酒の入った晃一くんは面倒臭い
けど、
「なに?」
『ふふふふ、大好きやで』
私はお酒の入った晃一くんも、大好き
.甘い、お酒
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○○(プロフ) - あっちゃんさん» ありがとうございます。頑張らせていただきます! (2018年7月28日 22時) (レス) id: bc97300b24 (このIDを非表示/違反報告)
あっちゃん(プロフ) - 作者さんの小説大好きです!これからも応援してます! (2018年7月28日 20時) (レス) id: a151bbb754 (このIDを非表示/違反報告)
○○(プロフ) - ネオンガールさん» ありがとうございます!嬉しいです。頑張らせて頂きます! (2018年3月20日 9時) (レス) id: bc97300b24 (このIDを非表示/違反報告)
ネオンガール(プロフ) - たくちゃんのプロポーズのお話泣きそうになりました…。更新待ってます!頑張ってください:-) (2018年3月19日 22時) (レス) id: d6341b5934 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:.C | 作成日時:2017年12月23日 22時