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「…噂をすれば」






震えた携帯の画面をみた先輩が嬉しそうに笑って私に画面を向ける。









<晃一、Aちゃんの連絡先持ってんの?)
<ちょうだい)







ぱーっと上を辿ると


「…」






拓弥、と書かれたトーク








「くさ、かわ先輩…?」

「なんか、面白くなりそうなよかーん」

「先輩?」

「ん?」

「本物?」

「は?」







うそうそうそうそ、信じられない。
暑くてついにおかしくなった?








「とりあえず教えとくなー」









先輩の声が遠くで聞こえた。






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作者名:.C | 作成日時:2017年7月17日 14時

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