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「夏祭り、一緒に行かない?」
そんなことを口走ったことを後悔する午後4時
「…はぁ、バッカじゃね…」
振られるに決まってる。北川には、佑亮がいる。多分佑亮と行くはず。
「はぁ…」
「溜息ばっかり」
「っ?!」
僕は、今どんな顔をしてますか?
「きた、がわ」
「っぷ、どうしたの北村くん。そんな驚いて」
嬉しそうに笑うその笑顔に自分の頬が少し紅くなる。
いつからそこにいたのか。てっきり帰ったものだと思ってたその姿に驚く。
「あ、夏祭りのことなんだけど」
正直耳を塞ぎたい________
「一緒に行こう?」
「え、」
まさかそうかえってくるとは。
「佑亮も良いって言ってるし。3人で楽しもう」
あ、
「うん、ありがとう。楽しみにしてるね」
「うん。楽しみだね」
ちょっぴり期待とかした自分が恥ずかしい。
そりゃそうだよな。それでも、一緒に夏祭りに行けるってだけで嬉しかった。
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作者名:.C | 作成日時:2017年6月19日 11時