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「あ、こんにちは」
「よ」


階段ですれ違って挨拶_____
…ん?今、佑亮音楽室のほうからきた?
振り返ってもう一度佑亮の背中を見る。珍しいな。



「…ま。いいか」

再び音楽室に向かって歩く。今日は晃一に……









「先輩」









聞こえた声にドアを開けようとした手を止める。
この声は、Aちゃん?









「ん?」
「前髪、おろさないんですか?」
「あーうっとうしいからなぁ」
「わたし、前髪おろしてメガネかけてるほうが好きです。」
「根暗やない?それ」
「全然」
「ほんま?」
「はい。絶対そっちのほうがいいです」









嬉しそうに話す声になるほど。と思う。









『まぁ、Aちゃんには意中の人が別にいるらしいんだけど』









Aちゃん。晃一のことが好きなのか。









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作者名:.C | 作成日時:2017年6月19日 11時

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