無魔力少女と風を統べし少年

第４４話 紫苑の幻影と黄丹の閃光　 ページ49

紅葉サイド

私と千ちゃんは桃華さん、雪華さんと対峙した

千李「なぁ、なんで、そこまで、明世を狙うんだ？無魔力じゃなくなったんだから、もういいはずだろぉ？」

桃華「確かに、彼女は無魔力ではなくなりました」

雪華「でも、私達の計画にはその子が適任だから」

明世ちゃんが適任？

紅葉「明世ちゃんをどうするつもりなんですか？」

桃華「それは……ノーコメントですわ！ブラッディ・フラワー！！」

雪華「ブラッディ・ブリザード！！」

ノーコメント……つまり、言うつもりはないってこと！？

千李「アタシの闇で攻撃を飲み込んでやるよ！ファントム・ホール！！」

桃華「なっ！？」

千李「あんたらのやりたいことはよーく分かった。だからこそ、アタシ達はあんたらの野望を止める！！」

紅葉「明世ちゃんは私達の大切なお友達！絶対に渡さない！！」

明世「千李……紅葉……！」

金丸「！！千李！紅葉！」

春市「２人とも、オーラが輝いてる！」

沢村「お！俺達と同じ現象！」

！！そういえば、魔力がいつもより、溢れてくる…！

千李「詠唱してる暇はねぇ！いくぞ！紅葉！」

紅葉「うん！千ちゃん！」

千李「アメティスタ・ミラージュ！！」

紅葉「トパーシオ・シャイニング！！」

桃華「きゃー！」

雪華「次はこうはいかない！」

桃華さんと雪華さんは逃げ去っていった

栄「凄いよ！千李！紅葉！」

千李「やったな！紅葉！」

紅葉「うん！千ちゃん！」

私と千ちゃんはハイタッチをした

少しは自信…出てきたかな

先輩達も頷いてるし

よーし、これからも頑張るぞー！

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