【DIABOLIKLOVERS♪紅色に染まる少女☆2期】 (ページ10)

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episode49～いつまでもずっと～ページ10

アヤトくんは、汗を拭いながら苦しそうに微笑んだ。

ア「オレ様を煽ったのはオマエだからな？後悔すんなよ。こっちは我慢してだいぶ溜まってんだからよ…」

私「きゃっ！！」

そう言ってアヤトくんは、腕を掴みベッドに近づくと、ゆっくりと押し倒した。

そして、露出した首筋に思い切りキバを突き刺した。

私「いっ！…っつ……あっ…///」

首筋に耐え難い激痛が走り、顔をしかめる。

徐々に甘い快楽が私を支配する。

ア「んっ…んんっ……はぁ…んっ…」

アヤトくんは我を忘れごくごくと血を吸っていた。

あっという間に力が抜け、意識が飛ばないように注意するので精一杯だった。

気を持とうと頑張ったけど、やっぱり耐えれなくて…。

ア「おいっ！A！！」

アヤトくんの声を聞きながら、私の意識は暗闇へと落ちていった…。

＊
どれくらい時間がたっただろう。

私(ん…、ここは…)

気がつくと、私は自室のベッドの上にいた。

私(えっと…、確かアヤトくんが部屋来て、それから吸血されて…)

考えてると、体がツキンと痛んだ。

見ると、二の腕、指、太もも等、あらゆる箇所に噛み跡があった。

私(よほど、喉が渇いてたんだ…)

私は申し訳なくなった。

体調管理をしっかりしてれば、こんなことにはならなかっただろう。

暗くなっていると、耳元からウーウーと唸り声が聞こえてきた。

見ると、アヤトくんが眉根を寄せて、眠っていた。

私(どんな夢見てるのかな？)

じっと見ていると、アヤトくんはゆっくりと口を開いた。

ア「うぅ～～…、タコ……タコが……足が…。Zzz…」

私は苦笑する。

私(ｸｽｯ…なによ、その変な寝言)

気持ちが少しだけ明るくなり、私はアヤトくんの頭をそっと撫でた。

すると、アヤトくんの顔がスッと穏やかになった。

そして、私の体に足と腕を巻き付けた。

顔が真っ赤になる。

ギュッと強い力で抱きしめられて、アヤトくんの胸に顔を押し付ける形になった。

その体勢が私をさらに舞い上がらせる。

私(ううっ…めっちゃ恥ずかしい！！)

けど、アヤトくんの体温と匂いに落ち着く私もいる。

そして確信する。

私は、心からアヤトくんのことが好きなんだなぁって。

私はくすっと微笑むと、アヤトくんの頬に小さなキスを落とした。

そして、また目を閉じる。

私(こんな幸せが、いつまでもずっと続けばいいなぁ。)

そう思いながら、私も眠りについた。