【DIABOLIKLOVERS♪紅色に染まる少女☆2期】 (ページ7)

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episode46～キミに出会えて～ページ7

私(…んっ…額が冷たい…誰だろ…)

うっすらと目を開ける。

視界に白い天井が見えた。

私(あれ…？ここ、私の部屋？けど、どうして…)

混乱していると、

？「あ、Aちゃん！気がついた？」

誰かから声をかけられた。

見ると、ライトくんだった。

私「ライトくん…私、一体…」

ラ「ダイニングで倒れたんだよ。レイジ曰く、風邪だろうって」

私「そう…なんだ。あの、みんなは？」

ライトくんはクスッと微笑んだ。

ラ「みんな学校に行ったよ。ボクは見張り兼看病役で残ってるんだ。日替わりで務めるから、明日は他の人がやるだろうけど…」

そうして、額に乗せてたタオルを取り、手を当てた。

ラ「んー、まだ熱いね。…あと2、3日はかかるかな～」

そう言って、ライトくんはペットボトルを手に取り、水を喉に流し込んだ。

私「ライトくん、喉…渇いてるの？」

ライトくんは苦笑する。

ラ「うん。ずっとビッチちゃんの血を吸ってるけど、なかなか満たされなくてね。キミの血を吸いたいところだけど、もっと体調が悪くなったら、困るし」

私「そっか…」

私はうつむいた。

私が体調をくずしたことで、みんなに迷惑かけてるんだ…。

軽く絶望してると、ライトは頭を撫でた。

ラ「そんな顔しないでよ。風邪ひいたのは、覚醒が原因だから、キミのせいじゃないよ？ほら、もっと温かくしないと…」

そう言って、羽布団を被せる。

私(ライトくん…なんか、変わったな…)

ちょっとだけ違和感を感じながら、微笑む。

私「あ、ありがとう。ライトくん…。あ、あの…」

ライトくんは、首をかしげる。

ラ「ん？なに？」

私「ライトくん…なんか変わったね…」

ラ「変わった…って、どういう風に？」

私「雰囲気っていうか、性格っていうか…」

ラ「え？……あ、」

そう言って、ライトくんは黙りこみ、クスクス笑い始めた。

私(私、変なこと言っちゃったかな…？)

心配していると、ライトくんは笑いおさめた。

ラ「んふっ♥️確かに変わったと思うよ。キミに出会ってね？」

私「え？…それって、どういう…」

戸惑っていると、ライトくんは遠くに視線を投げた。

ラ「ボクらは、ビッチちゃんとずっと接してきても何も変わらなかった。けど、キミと接して、本当の愛を知った。だから、知らず知らずのうちに、ボクらは優しくなったのかな…？」

そして微笑む。

ラ「ボクらは、キミに出会えて、良かったと思ってるよ♪」