エイス・ファンタジア

第２６話 栄の悩み事 ページ29

栄サイド

部活後、私は１人部屋で悩んでいた

うーん、どうすればいいのか全然わかんない……栄純くん

私が悩んでいたのは魔法のことではなく沢村の事についてだった

最近、栄純くんを見る度ドキドキする

すると、そこに、明世ちゃんが月夜ちゃんを連れて帰ってきた

明世「ただいまぁー！」

月夜「お邪魔します」

あ、明世ちゃん！月夜ちゃん！

栄「おかえり明世ちゃん。月夜ちゃんもいらっしゃい」

すると、明世ちゃんがスグに私の異変に気づいた

明世「ん？栄、何か悩み事？」

！？な、なんで……

栄「なんで分かったの？」

明世「ﾌﾌﾌそれは栄が、めっちゃ素直な性格だからね。楽しい時は楽しいって分かるし、落ち込んでる時は落ち込んでるってよく分かるんだよ」

なるほど。私ってそんなに分かりやすいんだ

明世「それで！何悩んでるの？」

明世ちゃんがもう一度聞く。しかし月夜ちゃんがズバリと私が悩んでいた事を当てる

月夜「栄！沢村の事が好きなんでしょ？」

栄・明世「え！？」

な、何を言ってるの月夜ちゃん！

明世「いや、なんで栄も驚いてんのよ……(苦笑)」

栄「いや、自分でもよく分かってなくて。私って栄純くんの事好きなの？」

月夜「はぁぁ、やっぱり栄は自分の気持ちに気づいてないんだ」

明世「ｱﾊﾊまぁ、栄らしいって思うけどね。……ね、栄。栄純見てる時ドキドキする〜とか何かない？」

！？ドキドキする

栄「うん！最近、栄純くん見るとドキドキする！でもどうしてドキドキするのか分からなくて悩んでたの」

月夜「つまり、そのドキドキが恋してるって事だよ」

栄「え！？」

明世「うんうん！月夜の言う通りだよ。そのドキドキが恋だよ」

あのドキドキが、そうか私……

栄「栄純くんの事が好きなんだ…///」

明世「やっと理解したか(苦笑)」

月夜「だね(苦笑)」

栄「２人ともありがとう！やっと自分の気持ちが分かったよ！」

明世「それならよかった！応援してるからね、栄と栄純のこと！」

月夜「私も応援してる。何かあったらまた相談のるからいつでも言って」

栄「うん！ホントにありがとう！！」

私は自分の気持ちに気付く事ができた。そして明世ちゃんと月夜ちゃんはそんな私の事を応援していた

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