◆story.11 少年探偵団�� ページ12
コナン「なんとなくそう思ってさ！」
いつもより猫被りを徹底しているコナン。
哀は始めは一之瀬を訝しげに観察していたが、いつの間にかコナンを呆れた目で見ていた。
元は工藤新一であった彼は、一之瀬を一方的な形になるが知っている。
一之瀬は、長年培った広い知識と鋭い観察眼を持っており、その推理力は時折新一も舌を巻くほどである。
類い希なる才能とカリスマ性を持ち、常に冷静沈着な彼を…新一は畏怖し、同時に尊敬していた。
そんな彼の前で気を抜けば、正体がバレかねないのだ。
しかし、彼は一之瀬の観察眼を少し甘く見ていたようだ。
『コナン君、無理して子供らしくする必要はないよ。もっと自然体でいた方がいい。』
その言葉に、コナンと哀は目を見開く。
コナンはつかさず、
コナン「な、何言ってるの？僕は元々こんな感じだよ！」
と言うが、先程よりも冷や汗が出ているので説得力は皆無である。
『それにしては冷や汗をかいているようだが…それに先程から表情が固いし、声も上擦っている。
君ぐらいの歳から愛想笑いなんて覚える必要は無いさ。
大人になってから嫌という程無理をするのだから、今の内に自由に過ごしておきなさい。』
彼は既にコナンの猫被りを確信していた。これ以上言い逃れは出来そうにない。
すると、今まで黙っていた哀がからかうようにコナンを見やり、口を開く。
哀「ですって、江戸川君。もういいんじゃない？」
コナン「〜〜〜っわーった、わーーったよ！これでいいんだろ？」
『嗚呼。
……そういえば、君。新一君に似ているね。もしかして親戚かい？』
コナンはわかりやすくギクッと反応する。
コナン「あ、嗚呼……遠い親戚なんだ。」
あまりにもわかりやす過ぎるコナンに、哀は冷たい視線を向ける。
これ以上踏み込まれると拙い。正体がバレるのは確実だろう。
安室「そういえば君達、もう頼む物は決まったかい？」
束の間、暫く空気と化していた安室が、そう切り出した。
コナンには、その時彼の背中から光が見えたそうな。
コナン「(助かった……。)」
そう思うコナンの背中を、一之瀬は静かに見つめていた。
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蘿娜(プロフ) - 更新が無いので気になりました。 (2019年2月5日 17時) (
レス) id: 78469eaf26 (このIDを非表示/違反報告)
レイン(プロフ) - 面白いです・続き楽しみにしてます♪この、ダンディーな先生の声が森川智之さん合いそう(笑) (2019年1月14日 17時) (レス) id: 3196a4c901 (このIDを非表示/違反報告)
めざましテレビ - イケおじがイケおじ過ぎてもう…！ (2018年12月23日 18時) (レス) id: 8f142429c4 (このIDを非表示/違反報告)
かな - あれ？私櫻井孝宏の声してるキャスターのふりしたセイバー(むしろマジックセイバー？)の宝具に入ったんだっけ？あれ？うちには居ないのにな？(´；ω；`) (2018年11月26日 20時) (レス) id: 9ae38d1bc5 (このIDを非表示/違反報告)
リアーナ(プロフ) - こんな先生いたら、毎日話しかけに行きたい(笑)更新頑張って下さい！♪ (2018年11月26日 19時) (レス) id: 674674060c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アレック | 作成日時：2018年10月28日 15時
