操り人形 ページ8
兎 「なあ熊谷、今のどういうことだ？」
熊 「…。うるせぇ」
本当は全部知ってる。
今すぐにでも止めるべきことなんだ。
でも…。
兎 「お前、Aのこと好きだからって、こんな、Aまでも傷つけるような方法じゃなくても」
熊 「あ”？お前には何もわからないんだよ」
兎 「んだよその言い方」
こいつはAのことを好きになってから少しおかしい。
なんでそんなに溺愛してるんだ？
Aはお前じゃなくて裏道さんが好きなんだ。
叶うわけない。
熊 「お前マジでいい加減にしろよ」
兎 「何がだよ」
俺の言葉はどうやら口に出ていたらしい。
冷や汗がドバっとでた。
なら、俺は熊谷になんてこと…。
鈴羽 「あの〜…。」
熊 「はっ…。はい…。」
良かった。我に返ってくれたようだ。
これで俺も一安心…。
鈴羽 「なんかAがめっちゃ泣いて走ってたんですけど、何か知りませんか？」
熊 「え…。」
兎 「…。止めなかったんですか？」
鈴羽 「いえ。腕を取りました。そしたら、「離して。やらなきゃ負けちゃう」って」
あまりの圧で手を離してしまいました。といいながら笑っているが、
これは笑い事ではない。
マジでやばい。
流石にこれには熊谷も止めにいくだろう…。
兎 「…え……。」
おれはあまりの驚きのあまり驚嘆の声を漏らしてしまった。
視線をやった熊谷は狂気に満ちあふれていた。
熊 「Aが俺の操り人形になった…？」
熊 「なぁ？兎原、そういうことだよな？」
怖い。怖すぎる。
兎 「え？ごめん、何が？」
聞こえないふりをした。
一生懸命とぼけた。
装った。本当に怖かった。
でも、Aさんをどうにかしなきゃ。
そう思って、走り出した時にはもう遅かった。
ピーンポンパンポーン
チャイム…。
「こんにちは。下野動物園にご覧いただき、誠にありがとうございます。
先程お知らせした落とし物のポーチの事ですが、無事に発見されました。
ご協力有難うございました。」
ピーンポンパンポーン
嘘…だろ……。
もうAは実行に移ってしまったらしい。
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kojyora(プロフ) - 水無月(みなづき)さん» ほんとですか！？嬉しいです！頑張って更新します、本当にありがとうございます！ (1月29日 0時) (
レス) id: a62daf3493 (このIDを非表示/違反報告)
水無月(みなづき)(プロフ) - お話楽しく読ませてもらってます！更新ありがとうございます！ (8月12日 0時) (レス) id: 97c817a939 (このIDを非表示/違反報告)
kojyora(プロフ) - (･д･｡)さん» コメントありがとうございます！そう言ってもらえてうれしいです！これからもよろしくおねがいします！ (6月18日 14時) (レス) id: d2db087973 (このIDを非表示/違反報告)
kojyora(プロフ) - はるさん» コメントありがとうございます！これから書いていくので、もしまだいたら、ぜひ楽しんでください❤長いあいだ待たせてしまい、すいませんでした！ (6月18日 14時) (レス) @page16 id: d2db087973 (このIDを非表示/違反報告)
(･д･｡)(プロフ) - 更新停止させるのもったいないですよ！？すごく面白いので更新待ってます！！ (2022年12月26日 5時) (レス) @page13 id: aacf52a0b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kojyora | 作成日時：2021年10月9日 15時
