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「ねぇ、聞いた〜？4組の瀬川さん、また浮気したんだって〜」
「やっぱり、顔がよくても性格はゴミね。」
「あっ、ほら瀬川さん来てるって。」
またか…
まぁ、全部本当だし。
そ「あっ！A〜！」
回りの女子からの視線を浴びまくる私に、そらるは勢いよく走りよってきた。
『何？』
そ「また理科の授業サボっただろ〜。はいこれ、俺のノート。」
『ありがと、』
そらるからノートを受け取り、パラパラとページをめくる。
『ねぇ、この課題今日が提出日だったっけ。』
そ「うん、お前だしてないなら早くだした方がいいぞ。」
『うん、行ってくる。』
教室に戻り、自分の鞄からレポートを取り出す。
そ「俺も用事終わったら向かうから。」
『うん、』
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『失礼します。』
パッとみ、先生はいない。
はぁ、ダル。
あの先生、手渡しじゃないと文句言ってくるもんな。
ｶﾞﾀｯ
奥の部屋でイス？の揺れるおとがした。
なんだ、先生居るじゃん。
『せんせー…？』
扉から顔を覗かせると、そこには美少年が寝ていた。
うん、ヤバい美少年。
あぁー、彼氏がこんなに顔がよかったら私も一途に愛せるのかなぁ。
なんてね。
「あの、そんなに見られたら照れます。」
なんとｯ。
美少年は寝ていないだとｯ？
ヤベッ。私の人生終わったね。
『すみません。』
いや、これしかいうことなくない？w
もういいや、早く先生探そ。
『私、もう行くので。本当にすみませんでした。』
ペコペコ頭を下げながら、２歩、３歩と下がっていく。
ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ
！？！？
救世主登場！？
そ「A〜！先生職員室いたけど。」
なんだ、そらるかいな。
そ「どうした？誰かいんの？」
私の視線が奥の部屋だったからだろうか。
そらるは急ぎ足で奥の部屋に向かう。
いや、まぁ男同士の方が話しやすいかもですしね？
私は？別に？大事な用があるので？
急がないといけないんですよねぇー！
そ「なんだ、まふまふじゃん。」
『まふまふ…？』
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作者名：千暁 | 作成日時：2022年9月5日 1時
