わ ざ と で す か ？ 【赤葦京治】

13：好きな人はいないけど ページ13

「ねー」



「なにー」




放課後




暇で暇で暇だったわたしは親友のなっちゃんとカフェにきた。
(赤葦くんからデートのお誘いきたけどおまえ部活だろってことで断った)




「Aってモテてるじゃん？」



「いやしらないけどそうなの？」




「かなり。ほら、赤葦とかすごいじゃん」




「…アイツは病気だ」






そうだよ。赤葦くんは病気なんだよ。
アレだよアレ。「うおおおおぉぉぉおおおおお」って叫んでるアイドルヲタクみたいな感じ。
あれわたしがアイドルみたいになっちゃってるなんでだ。




「なっちゃんは結局なにがいいたいの」




すごー、っとアップルジュースを吸う。
なくなっちゃった、とりにいかなきゃ。




なっちゃんはなっちゃんジュースをずごーっと吸い、
あれだよあれ、という。


どれだよ




「好きな人とかいんの？」




「…はァ？！」





「いや、だってきになる」




…なにいってんだコイツ


そうおもいながらなっちゃんのショートケーキをぱくり。
うん、うまい




「…べつに、好きな人はいないけど」




「へぇ…って、なにわたしのケーキたべてんのぶっころすよ」





「てへッ」









わたしのパフェが消えたなぜだ。

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