19 ページ20
「何してるの…2人とも?」
気まずい空気が流れる。
『A勘違いしないで。これは…』
桃「無一郎君の体温を測ってたんですよ!暑いって言ったから。」
し「そうなんですね!てっきり何かしてるのかと思いました。」
「…………。」
『する訳ないじゃん、俺にはAしかいないし。』
桃「…………。」
心の中の何かが破れた音がした。
すごく胸が締め付けられる。苦しい。
これもつわり…か…
「………ッ!……ゲホッ!!!」
し「Aさんっ!」
『Aッ!!!』
私はその場で崩れ落ちた。
なんでこんな時にっ………!
「しのぶ…ちゃ…ん…すみませんっ、」
し「はい、落ち着いて…」
「ごめん…ね」
『Aっ!!!』
し「1回御手洗に行きますね。」
しのぶちゃんが扉を閉じた。
無一郎が心配してくれてる。けど……、
頬が涙で濡れる。
「し…のぶっ…ちゃん…私…ちゃんと笑えて…たかなっ!」
し「Aさん…ッ、」
「悔しい…よ…ッ!」
こんなに胸が苦しくなったのは初めてだった。
しのぶちゃんから抱きしめられる。
し「大丈夫……ですよ」
「………。」
やっぱり私には…子供とか無理なのかな。
無一郎は……、桃菜さんが…
し「駄目ですAさん。」
「ごめ…んなさ…い。」
し「構いません。早く御手洗に。」
「はいっ…。」
本当に今のままで良いのかな。
無一郎…。駄目だよお願い…、
961人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
リィ(プロフ) - 誤字報告:30のとこの真ん中あたりなんですけど桃奈さんの表記が100になってました。 この小説すっごく面白くて大大大っすきです!!!こんなに面白い小説を書けるとか…!すっごく尊敬します!!! (2021年9月25日 20時) (レス) @page32 id: 3d8772a864 (このIDを非表示/違反報告)
みれい(プロフ) - 桃菜って極端な悪女やないのがええよな。料理うまいし (2020年8月4日 6時) (レス) id: 512ac191f6 (このIDを非表示/違反報告)
ピクルス - 作者さん、31の話って本当に時透くん何もしてないんですよね!?ちょっとびっくりしちゃって。。桃菜さんいい子だと思ってたのに。確かに同じ気持ちになったことあるから凄い分かるんだけれども。 (2020年7月8日 2時) (レス) id: 2a7c012e78 (このIDを非表示/違反報告)
ピクルス - 19話涙出てきたんですけど。桃菜さんどうしてくれるのよ。顔面にパンチをくらわせてやりたいけど……。ねぇ?紛らわしいことしないでよ、馬鹿野郎。 (2020年7月8日 2時) (レス) id: 2a7c012e78 (このIDを非表示/違反報告)
つゆか - 桃菜ちゃん普通に好きだけどなぁ (2020年7月6日 3時) (レス) id: 1084582c74 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ゆらぎ | 作成日時:2020年3月19日 17時