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「此処は…ここに霞柱がいるの?」
いかにも鬼の気配がバリバリする森だった。
銀子「ソウヨ!!!」
「んで、場所は自分で探せと…、」
銀子「話ガ早イワネ。私ノ子ガ危ナイワ!!!」
「はいはい。」
桜の呼吸…壱ノ舞…乱れ桜
鬼「グアアア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!!」
襲ってくる鬼を斬りながら霞柱を探す。
.
.
足音が微かに聞こえる。鬼の気配じゃない。
「……誰か来た…、」
刀を構える。
『Aッ…何でここに?』
「ッ!?大丈夫!?」
至る所から血が出ている。
肩の傷が深くて痛々しい。
『ごめん、心配かけた…。』
「ここに座って下さい。血を拭かないと菌が入ります。」
いざ怪我をした時に隊服に包帯や治療の薬が入っている。
『ありがとう。Aは大丈夫なの?』
「私は大丈夫。あんたが、死んでしまっては元も子も無いから。」
嫌いと言えも大事な柱。
流石に霞柱が死んだら鬼殺隊が大変になる。
「残りの鬼は私が狩るので、鎹鴉に隠を手配したので、
夜が明けるまでは大人しくして下さい。」
『待って…まだ戦える。』
「いや、フラフラしてんじゃん。足でまといです、」
きっと血が足りてなくて、貧血なんだろう。
「はぁ……、」
無駄死にされるのは真っ平御免だ。
「どうぞ、血を飲みたかったら飲んで下さい。」
私は霞柱に近づいた。
『いいなら…ありがと。んじゃ、お構いなく、』
.
「ちょ!!!」
手首を両手で掴まれて、倒された。
「こんなやり方…、」
『目つぶって…。』
首元にチクリと痛みが透き通る。
「んッ…!」
血が無理やり流れこむ感覚が気持ち悪い。
『首の傷治すから。』
「分かった。」
変な感覚に頭がぼーっとなってしまった。
首元を優しく触られて、声が出そうになるのを堪える。
『出来たよ。そっちが貧血になってない?』
「だ、大丈夫!!!」
あっぶない…、隙を見せてしまうところだった。
『無理しないでね。』
「それは私のセリフだけど。」
『僕右行くから。Aは左をお願い。』
「分かった!」
そう言って、私は逃げるようにして、左の方向へ行った。
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ゆらぎ( 。∀ ゚)(プロフ) - おたんさん» お久しぶりです!!!まとめ読みありがとうございます!!!夢主ちゃんと性格似てる!?羨ましい……(´TωT`) (2021年2月19日 21時) (レス) id: 0f4d6815a6 (このIDを非表示/違反報告)
おたん - お久しぶりです!(しばらくスマホ没収されてまして……)まとめ読み(?)してたんですけど、夢主ちゃんがすなおに「好き」って言えないところとか、なんか自分に似ててさらに楽しめました!私もあんな風になりたい!(笑) (2021年2月14日 23時) (レス) id: ff636f6560 (このIDを非表示/違反報告)
ゆらぎ( 。∀ ゚)(プロフ) - ][ユヌ][ヌユ][ユヌ][ヌユ][さん» はい…チョコヴァンにハマってしまって衝動で書いたものなのですみません…(´TωT`)ありがとうございます!至らない点もあると思いますが、よろしくお願いします!!! (2020年12月7日 1時) (レス) id: 0f4d6815a6 (このIDを非表示/違反報告)
][ユヌ][ヌユ][ユヌ][ヌユ][ - え、ですよね!?設定見たときこれチョコヴァンのパクりやん!!って思ったけど、ちゃんと作者さん書いてた!!良かったぁぁ…頑張って下さい (2020年12月6日 17時) (レス) id: 7e61cd56ff (このIDを非表示/違反報告)
ゆらぎ( 。∀ ゚)(プロフ) - おたんさん» え!?ほんとですかー!めっちゃ嬉しいです!!! (2020年11月28日 22時) (レス) id: 0f4d6815a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆらぎ | 作成日時:2020年7月18日 22時