。 ページ43
今日は夜遅くまで、
任務に階級が低い隊士達と合同任務だった。
「ただいま……疲れた…」
『おかえり。』
『もー…A……』
「何……?牛にでもなったの?」
『A…』
怪我した部分に触れないように、優しく抱きしめてくれた。
『また…怪我して…』
「あはは……」
『どうせまた他の隊士庇ってそうなったんでしょ』
「……いいじゃん!人の命助けるのは当たり前でしょ!」
『そうだけど……』
.
腕や、足の切り傷や擦り傷は、
蝶屋敷には行かずに、無一郎に手当てしてもらう。
「私死ぬ程弱くないから!」
『こんな可愛い子に傷跡付けたくないでしょ?』
「痛い痛い!」
ちょっとキレ気味に消毒液を傷口に塗ってきた。
「なんで怒ってるの?」
『Aが無理ばっかするから。』
「してないし。これが普通なの!」
『馬鹿…!僕の気持ちも考えなよ。』
「…………。」
なんでそんなに悲しそうな目をするの…?
「ありがと…、」
手当てが終わり、ありがと。と、ポツリと言うと、
私はその場にいるのが苦しくなって自分の部屋に行った。
.
「はぁ…………。」
よく考えたら私が悪い。
鬼殺隊として人を守るのは当たり前のこと。
だけど、
それをいい都合として無一郎の気持ちも全く考えてなかった。
「もっと…強くならないと…!」
無一郎に謝らないとな。
.
.
「無一郎…あのッ!」
『なに?』
いつもより声が低い。まだ不機嫌なご様子…。
「そのっ!今さっきのさ事…ごめん…!」
「無一郎の気持ち考えてなかったッ…ごめんね。」
やばい、なんか恥ずかしい。
『ん。』
人差し指で自分の唇を指さしている。
「______は?」
『僕の唇に。』
「はぁ……、」
何気に自分から行くのは初かもしれない。
頬を手で抑えて、距離をだんだん縮める。
「ん……ッ」
『………。』
.
.
『光消すよ?』
一緒の布団に入る。
「これからも任務頑張るから、怪我しても許してね。」
『それじゃAは僕が守るからね』
「守りが要らないぐらい強くなるので」
『その分僕が強くなるからね。』
「…………。」
『A愛してるよ。』
「私もとか言っとく。」
245人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆらぎ( 。∀ ゚)(プロフ) - おたんさん» お久しぶりです!!!まとめ読みありがとうございます!!!夢主ちゃんと性格似てる!?羨ましい……(´TωT`) (2021年2月19日 21時) (レス) id: 0f4d6815a6 (このIDを非表示/違反報告)
おたん - お久しぶりです!(しばらくスマホ没収されてまして……)まとめ読み(?)してたんですけど、夢主ちゃんがすなおに「好き」って言えないところとか、なんか自分に似ててさらに楽しめました!私もあんな風になりたい!(笑) (2021年2月14日 23時) (レス) id: ff636f6560 (このIDを非表示/違反報告)
ゆらぎ( 。∀ ゚)(プロフ) - ][ユヌ][ヌユ][ユヌ][ヌユ][さん» はい…チョコヴァンにハマってしまって衝動で書いたものなのですみません…(´TωT`)ありがとうございます!至らない点もあると思いますが、よろしくお願いします!!! (2020年12月7日 1時) (レス) id: 0f4d6815a6 (このIDを非表示/違反報告)
][ユヌ][ヌユ][ユヌ][ヌユ][ - え、ですよね!?設定見たときこれチョコヴァンのパクりやん!!って思ったけど、ちゃんと作者さん書いてた!!良かったぁぁ…頑張って下さい (2020年12月6日 17時) (レス) id: 7e61cd56ff (このIDを非表示/違反報告)
ゆらぎ( 。∀ ゚)(プロフ) - おたんさん» え!?ほんとですかー!めっちゃ嬉しいです!!! (2020年11月28日 22時) (レス) id: 0f4d6815a6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ゆらぎ | 作成日時:2020年7月18日 22時