闇が青い世界に来た『化け物』のお伽噺【新旧双黒】 (ページ6)

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Red 6 ページ6

つばさside

私は"目を盗む"を使って如何な考えをしているか
奴等の思考を読み取ることにした
レイには少し席を外して貰ってるしな

・・・成程な。
私を殺さない程度にするッか・・・。面白い
其の作戦を二人同時に

叩き潰すか

『掛かってきたら良い。幾らでも受け答えをしよう(ﾆﾔｧ
"目を醒ます"。』

此の力を使ったら・・・手も足も出ないだろう
此れは・・・コノハのお陰で使い方が判ったからな

？「君の其の瞳は・・・？」

矢張、驚くか
仕方が無い。私は・・・"化け物"なのだから
彼の日に何度も悪魔を見て体験し・・・
何れだけの苦痛だったか

――――――――――――――――――貴様等に判る筈が無いッッ

？「んなの・・・関係無ェだろッッ！！」

拳が私に向けられた。私は其の拳を受け止めた
帽子を被った男は驚いている
ちなみに・・・包帯男も目を一瞬見開いて、ニヤニヤしている

？「へぇ～。私の可愛いお姫様だね。技も見事だ」

其の一言に帽子男は・・・
？「手前の物って誰が決めたんだァ？。あ"あ"？」

何か二人で口喧嘩を初めてが・・・
仲が良いのか悪いのかをはっきりして欲しいものだ

でも、後ろがら空きだが・・・油断が出来ない
此の二人は何だかんだ有ってもチームワークは良いからなぁ

『ッ、用件は此れだけなら。私は帰らせて貰うぞ。
貴様等に構っている有余等無いのだから』

此だけはっきりと云えば何とか逃れるのでは？
と、考えたが・・・
二人は―――――――黒い笑みを浮かべて居た
其の姿に背筋が凍った
足が動かない何故？

？「本当に面白いね。君は」

うんうんと考え事をしている素振りを見せていても
目線は私を見て笑っているが・・・
目が笑っていない。
正直云って怖い

？「手前がァ？俺等に敵う訳ねェだろ。考えて見やがれ」

軽く嘲笑いしている黒帽子
何かを確信している様な素振りだ

私はゆっくりゆっくりと後ろに下がって行った
恐ろしく殺気だって居たからだ
まるで・・・

獲物を目の前にしている狼の様に

『・・・ッ』

後ろに少し傾いた時に彼の黒帽子が私に拳を再度向けた
そして私は大きな声でこう叫んだ

『目を隠すッッッ！！！。今度こそは捕まらない！』

私は奴等が慌てて居る行動を見詰めて
レイと一緒にその場を後にした

もう二度と奴等と関わるのは後免だ