恐怖の感染都市から脱出しろ！【stxxx】

危険区域 ページ15

「これから、どうするんですか？」




な「んーそうだな……外の状況もはっきりわかっていない状況で、出るのも危険だけど。ここにいて、救助が来ると考えるのも難しい……」





やっぱりそうだよね……


怪我とか治っても、まず死んじゃう……





る「ななもり先輩！スマホですよ。ス、マ、ホ。」




な「ん？スマホがどうかした……ああ！！テレビだ！！」




る「さっき見ましたが、一応電波は繋がっています。何故か電話は繋がりませんが、テレビはつきます」






そうか！


テレビがあるんだ！


頭がいい人達には、思いつくね！




ななもり先輩は、スマホを出して、テレビをつけた





『繰り返します。ただいま東京都を危険区域としました。東京都には、近づかないようにしてください。そして、東京都の人達は、今すぐ、東京都から出てください』





危険……区域……？


東京都……？


もしかして、東京都、全区に……




さ「ゾンビがいる……？」




こ「それやばくね？！どうすんの？！東京から出るの？！どうやって？！」




莉「無理だよっ！ここから出ても、ゾンビがいるなんて……！！」






学校から出てもゾンビって……私達、どうなるの？！


だって、ゾンビなんて、倒せるものじゃないじゃん


捕まって、ゾンビにされる？！


嫌だよ……！！





ジ「とりあえず、落ち着かへん？とりあえず、ここから一番近い、埼玉に逃げるのがええよな。なーくんどう？」





とジェル先輩が、提案した





な「んー確かに、逃げるのもいいけど……学校を出たらどうなるか。考えた？」


ジ「だけど、学校にいて、必ず救助が来るともかぎらへんやろ？」


な「でも、ここをでたら、ゾンビだらけ。それを避けて、埼玉までいてると思う？」


ジ「きちんと考えれば行けると思うで？」






と、ななもり先輩とジェル先輩が、言い合いを始めた






さ「喧嘩するなって。それを決めるのは、二人じゃないだろ？皆で決めるんだよ」


な「皆が正確な判断が出来るとは、限らない」


さ「だからといって、なーくんが決めることじゃないだろ？」





何で言い合いをするのさ……


この状況で……

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