【銀魂】ラ〇ホ支配人とマダオ社長。 (ページ11)

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ロリコン=やばいやつって思われがちページ11

「ムッキャァァ!!あの税金ドロボーめ…A姐になんちゅー真似してるアルか！」

一連の出来事を伝えたところほんとやなやつネ、と憤慨している神楽ちゃん。真選組とは知り合いなのかな。それともアンチ真選組なだけなのかしら。

「だから貯金もすっからかんだったんだな…」
「すっからかんの人間に頼ろうとして団子を奢ってもらったのはどこの誰でしたっけ？」
「Aちゃん!?余計なことは言わなくていーの！」

あわててるけど事実だし。元はと言えば真選組のサディスティック野郎のせいなんだけど。

「銀さん、流石にそれはないです」
「底辺ネ、人間の底辺アル」

そんないう？なんて落ち込む万事屋さん。残念ながら私もフォローしきれない。いじいじと万事屋さんが拗ねはじめた頃、インターホンがなった。

「げっ…ババアかよ、悪ぃけど出てきてくんねぇ？俺は居ないって伝えてくれりゃあいいから」
「いいですけど…」

ババア？万事屋さんのお母様かな。挨拶でもしようかと軽い考えで扉を開けたのが運の尽き。

「旦那ァ、児童買春禁止法違反でぃ、ちょっくら屯所まで…って、旦那の連れかぃ」

真選組の隊服、栗毛、そして特徴的な江戸っ子口調。新聞で何度か見たこの見た目だけは整った爽やかな顔…、まごう事なき沖田総悟。

「なんのことでしょうか？万事屋さんはいらっしゃいませんし、私には関係がなさそうなので失礼します」

オタク特有の早口と同じくらいの速度で応対し、すぐさまぴしゃりと扉を閉めて脱兎のごとくその場を去る。

「おき、沖田総悟…！外に！児童買春禁止法違反だとか。心当たりありますか？」
「児童買春禁止法違反？んなこと俺がするかよ。俺は結野アナみたいなのがタイプだっつーの」
「銀ちゃんのタイプなんて誰も聞いてないヨ。クソサドアルか…私が話つけてくるネ！」

テンパってるせいか単語しか紡げない。お天気お姉さんがタイプだと豪語する万事屋さん。神楽ちゃんは児童買春禁止法違反なんて言葉に縁もゆかりもないけど大丈夫なのか…？

「話つける必要はねぇよ、クソチャイナ」

背後から聞こえるはずのない人物の声。ぴぎぃと情けない声を一つ漏らして、条件反射で新八くんの背後に隠れた。