めんくい×うさぎ。 ページ5
白髪お兄さんはなんだかんだ強くて、私の好奇心をくすぐる。さっきの黒服のお兄さん達といい、地球って結構私の理想郷だったりするのかも。
「おにーさんは神楽の知り合い?よく生きてたね、食べられちゃったと思ってたのに」
「おたくこそ何者なわけ?」
「えー、なんだろう?最強の超絶美少女かなあ、最強は言い過ぎかもだけど」
あーはいはい電波ね、と聞き流されてしまった。ちょっとなんでよ事実なのに!失礼しちゃうな。
捕らわれた挙げ句、どこに隠されてしまったのかもわからないからひたすら攻撃するという手段しか取れないままでいる…のだけれど。傍から聞こえてくるのはしょんべんやら何やら気の抜けた単語ばかりで。二人ともまあ強そうだし放置でいいやと思っていたけど、少し目を離せばピンチになってるしでお手上げすぎる。
「神晃さん、私も少しは強くなったよ」
貸しは返したもんね。久々の共闘にやや懐かしさを感じつつ、本能なのか楽しいの感情が勝る。迫ってきた触手を切断すると、いきなり触手が集まってきた。そもそも私こういうネチョネチョ系得意じゃないんだけど!!
小便だのなんだの言いながらも突っ走っていく二人に遅れは取りたくないので、私ももうひと仕事頑張ろうかな。
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作者名:ぴ! | 作者ホームページ:https://twitter.com/pipipi__dream
作成日時:2018年4月2日 11時