第10ラウンド ページ12
『こ、紅茶はミルクとストレートどちらがよろしいでしょうか？』
正直、顔を合わせたくないがしょうがない。急いで聞かないと滞ってしまう。
「茶葉は？」
『アールグレイとアッサムそしてダージリンです』
「んー…どうする？オスマン」
「ミルクティーにするんやったらアッサムやな。ストレートやったら俺はダージリンが良い」
「俺らは正直なんでもええわ」
「じゃあ、ダージリン2つにアッサムが8つ、そんでアールグレイが2つで頼む」
「あとシッマとゾムの分は食べ終わってからで頼むわ」
『分かりました』
おそらく、グルッペン先輩とオスマン先輩がダージリン。そして軽食(？)を頼んだコネシマくんとゾムくんがアールグレイ。残りの8人はアッサムなのだろう。
へぇ……意外とわかってるのね
チャハーンやメンチカツサンド等の濃いものを頼んだ2人にはあっさりとしたアールグレイ。
香りを楽しみたいであろうオスマン先輩とグルッペン先輩はダージリン
そして、ミルクティーが1番合うアッサムをその他の人達にした。
グルッペン先輩がオスマン先輩に意見を聞いたのを見ると、おそらくオスマン先輩は紅茶に詳しいんだろう。果たして私の淹れる紅茶に満足していただけるだろうか
急いで厨房に戻って、茶葉を取り出す。
紅茶は繊細な飲み物だ。1秒のズレが味に大きく影響する。
お湯を入れるタイミング、温度、蒸らす時間
バイトを始めて1番大変だったのは紅茶の淹れ方だった。
ティーカップを皿の上に置き、お盆に載っけた。角砂糖の壺は席に置いてある。
もしかしたら校則違反も誤魔化せるかもしれない、という根拠のない自信の元
私は彼らの待つ席へと向かった。
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マインド(プロフ) - この作品好きです!いつまでも更新お待ちしています! (2021年8月28日 18時) (
レス) id: 594604ea61 (このIDを非表示/違反報告)
れれれ - 神ですか？神なんですね。いつまでも更新待つのでそのうち更新してください（土下座）続きが気になるんじゃ〜 (2021年5月10日 21時) (レス) id: d0a08c8863 (このIDを非表示/違反報告)
ゼア(プロフ) - 更新楽しみにしています！頑張って下さい！ (2021年1月1日 16時) (レス) id: e3ed7f275c (このIDを非表示/違反報告)
露助 - お、面白しれぇ…！原作知らないけどすごい楽しめます！応援してます！更新頑張ってください！！ (2020年10月28日 21時) (レス) id: 4d2c5a9f36 (このIDを非表示/違反報告)
Ray(プロフ) - 続き楽しみにしてます(*'ω'*) (2020年10月5日 14時) (レス) id: 09279cb789 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：睦月
| 作成日時：2020年6月27日 20時
