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役人「お願いします!!どうか貴方様のお力を」
五月蝿いな。
私が仕えるのは彼女だけだって言ってるだろう?其れに、誰が人間何かに従うか。
役人「しかし、」
私の主を殺したのは貴様等だろう。彼の方は死んでも尚貴様等に苦しめられたというのに。
役人「…貴方様の主は既に審神者と成り、歴史修正主義者との戦いに身を投じておられます。」
…ほう?貴様等はよっぽど私を使いたいようだな。我が主を利用する程に。
役人「…。」
降りよう。但し、契りを結ぶは我が主のみ。そして私は分霊など作らん。我が主の本丸とやらに出向こう。…良いな。
役人「そ、れは…」
元より貴様に拒否権は無い。断れば政府共々滅ぼしてやろう。
役人「!!…分かりました。時の政府は要求を呑みましょう。」
…其の言葉、違えるでないぞ。
役人「…はい。」
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「ハア、やぁっと行った。」
あ、読者の皆さん初めまして。僕はシーツェン…冷の刀を通して彼女の領域、僕の座を繋いでいるんだ。そのせいで刀の付喪神と間違われて…いい迷惑だよ。
えっと、僕の真名はアベル。マスターに召喚された英霊だ。…でも僕、ある意味擬似サーヴァントなんだよねぇ。色々異常だし。宝具が沢山あったりとかクラスを自由に変えられたりとか。一番おかしいのは、召喚された時にオルタに変わっていた事。他にも、自分の力じゃないモノを使えたり。例えば父さんと母さんが追放された筈のエデンの園に行けたり、世界の終わり…ヨハネの黙示録を発動出来たり。
それはアベルと言う名前の英霊がマスターの家具…使い魔になった影響だと思うんだけど、オルタになった事だけは如何しても解らないんだ。ま、それでもマスターのサーヴァントである事に変わりはないからいいんだけど。
マスターが呼んでる。そろそろ時間だ。じゃ、又ね。
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作者名:マツリ | 作成日時:2019年3月24日 23時