夢野久作の相棒で中島敦の妹はブラック本丸引き継ぎ審神者 (ページ15)

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冷side

「殲滅完了、と。扠、資源も拾えたし帰るか。」

…何時もの任務の十倍楽だった。え、アレテロリストだよね？弱くない？

「あ、刀は異能使えないもんね。」

だから弱いんだ。あれ？でも樋口さんより弱かったような…。

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「こんのすけ、敵弱くない？」

こ「審神者様が強すぎるのでございます！！！」

同「あんた…強いんだな。」

こ「一体どうなったら審神者様の様になるのですか…。」

ポートマフィアで生きる為には強くなくてはならない。でないと首領に始末される。裏社会は実力主義なのだ。

「弱い者は使い捨ての道具にされる。其れが裏の常識。…人って、生きる為なら何でも出来るんだよ。…其れこそ薬でも殺しでも拷問でも。何で解るかって？だって僕達、そうやって生きて来たもの。何かの実験体である僕達に人権は無かった。だから其の立場を利用した。失敗作を演じた。仲間だった奴の死体を食って骨で武器を作った。非道？だから何？生きるか死ぬかの瀬戸際に形振り構ってられるか。実験施設の人間は全員殺した。死体で作った武器で、自分達の異能で、全員の急所を切り刻んだ。躊躇？するわけ無いだろ。したら死ぬし。…で、生きてる仲間と外に逃げて、本部から追ってが来るかもしれないから貧民街で暮らした。暗殺業と情報屋をやってな。其の後先生と龍兄に出会ったがとある組織に所属してしまい、数年行方知れずになるし僕達も其の組織に属したはいいが其処の組織の首領に仲間の一人を殺されるし先生を見殺しにされるし龍兄は上司に洗脳されているし其の上司は経歴洗って組織を裏切るし…。こんな組織に属していれば自然と僕みたいになるだろ。同僚とかの過去も中々だけど？知りたい？」

こ「」

歌「えっと…その、仲間って…？」

「生きてる方は今頃政府役人の事脅してゲート開かせてんじゃね？其れがハッキングしてるか…。」

僕がそう言った直ぐ後、ゲートが静かに開いた。

「れ…冬夜！！！」

「冬夜、無事か？」

大好きな相棒と先生を連れて。