色が見えない君へ【黄】 (ページ5)

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今度はページ5

医「まだ眠ってると思いますが、
どうが傍に居てあげてくださいね」

そう言って医師は去っていった。

な「よし。行こう。あにき行ける？」

悠「………」

俺は何も言うことが出来なかった。

否、言えなかった。準備が出来てなかったから。

り「りうら、あにきと一緒に行くから
先行ってていいよ！！」

りうら………

な「分かった。あにきをよろしくね。りうら」

り「任せて」

•*¨*•.¸¸☆*･ﾟ•*¨*•.¸¸☆
り「はい。あにき」

お茶を渡され、素直に受け取る。

り「少しは落ち着いた？」

悠「あぁ…」

俺、A居ないとこんなに弱くなるんか…

り「Aちゃんと一緒にいるあにき。
すごく幸せそうだった。」

り「だから、あにきには笑っててほしい。
Aちゃんも心配しちゃうよ？」

悠「…そうか、」

その時＿＿＿＿＿＿＿＿

「まだ動いちゃダメです！！！」

「止まって！！！」

「危ないで！！！！」

廊下が騒がしい。なんだ…？

り「騒がしいね…どうしたんだろ、」

ガラガラッ

『ゆ、くん…』

悠「…A…？」

Aをぎゅっと優しく包んだ。

『助けられて、よかった…』

Aを抱きしめてわかったこと。

それは身体中に包帯が巻かれていること、

痣が沢山出来ていること。

多分ここへ来るまでに沢山転んだんだろうな。

悠「無茶ばっかりして…馬鹿…」

い「Aちゃん！！点滴抜いたらダメや！！！」

悠「え、点滴抜いたん…？」

『だって邪魔だったから…』

『目…覚めた時、ゆうくんいなくて、
もしかしたら自分を責めてるんじゃないかって』

…図星だ。

悠「病室戻るで。A。」

『うんっ』

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