色が見えない君へ【黄】 (ページ3)

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守れた者と守れない者ページ3

全身に強い衝撃が伝わる。

流れ出す赤い液体

これは………

＿＿＿＿＿＿＿＿誰の？

痛い、

頭が、手が、足が、全身が、

『う"…』

悠「Aッ…！！！しっかりしぃ…！！！」

『ゆう……くん……』

悠「ごめん…！！俺のせいでｯｯｯ…！！」

ちがう。それは違うよ。

『ゆう、く…のせいじゃ…ないよ、』

あれ…？ゆうくんの声が……

どんどん遠ざかって………………

そこで私の意識は途切れた。
•*¨*•.¸¸☆*･ﾟ•*¨*•.¸¸☆
💛

誰かに押されて振り返ると

悠「……A！！！」

Aが倒れていた。

そんな、俺を……庇って………？

「きゃぁぁぁ！！誰か救急車！！！」

「女の子が轢かれたぞ！！大丈夫か！？」

俺のせい……？

俺のせいで………Aは………

「あにき!!!!」

ないこの声で我に帰った。

悠「ないこ、」

その時＿＿＿＿＿＿＿＿

『う"…』

悠「Aッ…！！！しっかりしぃ…！！！」

『ゆう……くん……』

Aの声は掠れていて、

ギリギリ俺の耳に届いた。

悠「ごめん…！！俺のせいでｯｯｯ…！！」

涙が零れる。

ごめんな…俺のせいで、

『ゆう、く…のせいじゃ…ないよ、』

俺の頬を撫でたA。

悠「A…？なぁ、返事せぇよ……」

な「あにき…！！救急車来たよ、」

悠「…Aを、お願いします」

救「はい。」

悠「…………」

い「あにき、」

な「あにき、まろ。病院行くよ。」

い「分かった、」

悠「あぁ、」

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