出逢い ページ5
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私は莉愛に連れられて
男子バレー部を見に来た。
『すごく人が多いね!』
莉愛「そうだね!特に女子が多すぎる…」
みんな、その及川先輩という先輩を
見に来ているのかな?
『すごいなぁ、モテモテだ!』
莉愛「いや、あんたの方がモテてんのよ!」
『へ…?』
「だめだこりゃ」と莉愛が頭を搔く。
それにしても……
及川先輩ってそんなにかっこいいのかな?
『ちょっと前の方で見てみたい…かも』
莉愛「おぉ…!!」
莉愛が目をキラキラと輝かせている。
莉愛「Aが異性に興味もつなんて
珍しいね!」
そういって、莉愛は
私を前の方へと連れて行ってくれる。
女子たちの目線の先にいた先輩────
及川先輩は、たしかにかっこよかった。
まるで、王子様みたいだ。
なんといっても、キラキラしている。
『私とは一生、関係ない世界の人だ』
そう思った。
それなのに────
及川先輩がこちらに向かってウインクをした。
一瞬、目が合ったような気がしたが
及川先輩が私のことを知っているはずない。
莉愛「及川先輩、ウインクしたよね!」
莉愛「それも、Aに向かって!!」
少し興奮気味の莉愛がそう言った。
『いや、後ろの人たちに向かって
ウインクしたんだよ!』
莉愛「いや!あれはAを見てたでしょ!!」
『絶対にちがうからーっ!!!』
いつの間にか
私は莉愛と騒いでいた。
その様子を及川先輩が見ているとも知らずに___。
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作者名:羽琉 | 作成日時:2023年10月29日 20時