エキセントリックな彼女2【あんスタ】 (ページ3)

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コッペリアのワルツページ3

(斎宮side)

『今日はアッサムティーだよ。ミルクティーにすると
とっても美味しいのよ。』

”宗くんのクッキーと絶対に合うわ！”

と嬉しそうにティーソーサーとティーカップを持って
戻ってきた。

クッキーを手土産に帰ってよかったのだよ。

こんなにAの喜ぶ姿が見られるのなら
少し待たされながら菓子を買うのも悪くないね。

宗「おや、見慣れない陶磁器だね」

『おぉ！流石宗くんだね。この前骨董市で見つけたの』

ポピーの花が描かれた可愛らしいものだった。
なんともAらしいチョイスだね。

みか「お師さんが帰ってくる前に俺ら2人で
骨董市をハシゴしてティーカップ探したもんなぁ」

『そうだね。こだわってやっと理想のものが手に
入ったのよ、みかちゃんありがとうね』

みか「おん！」

宗「フランスに行ったらまず骨董市を回ろうか。
日本より規模が大きく物も多いからね。」

『ええ。楽しみね。』

『どっちに座ろうかな。』

僕の座っている側のソファと反対側の影片が座って
いるソファを交互に見渡した。

宗「君はこっちだ」ぐい

『わっ。』

僕は無意識のうちにAの腕を引き
己の隣に座らせていた。

『隣に座って欲しいなら素直にそういえばいいのに』
そう僕の肩にトンっと頭を乗せる。

宗「、、、隣に座って欲しかったのだよ。」

そう言ってやれば満足そうに喉を鳴らす

みか「2人とも仲が良さそうで何よりやわぁ」

と影片が僕達のことを生暖かい目で眺めていた。

『みかちゃん寂しい？なんなら間に来る？』

と影片が1人座れるスペースを僕との間に開ける

みか「んあ。俺はこっちでええよ」

『そう。寂しかったらいらっしゃいね？』

宗「全く。君は影片に甘いのだよ。」

『それ君に言われると思わなかったわ。』

”不覚だわ”なんて言いながら肩をすくめる。

みか「なぁ、俺さずーっと聞きたいことがあってん」

宗・A『「何だね/なぁに」』

みか「2人はどこで出会ったん？詳しくは聞いた事
無かったからこの機会に聞こう思って」

『渉経由だね。渉が宗くんを私の公演に連れてきたのよ』

宗「ああ。そうだったね。1年生の冬だったかね」

『うん。覚えてる。とっても印象的だったもん』