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(夢主side)
堕姫「死ねっ！死ねっ！！皆死ね！
頸斬られたぁ！！頸斬られちゃったぁ！！」
余程一瞬で頸を切り落とされたのが悔しかったのか
恨み事をブツブツと呟き始めた。
堕姫「おにいちゃぁぁん！！！！」
ギャン泣きしながら兄を呼んだ。
ていうかお兄ちゃんいたんだね。←
『!?』
すると次の瞬間、蕨姫花魁の時とは遥かに段上の
おどろおどろしい気配に包まれた。
蕨姫花魁の体から男の鬼がにゅっと姿を現した。
慌てて師範と二人で新たに出現した鬼に
斬りかかるもかわされた。
？？「泣いたってしょうがねぇからなあぁぁ。頸くらい
自分でくっつけろよなぁ。」
もう一度2人で斬りかかったが、再びかわされ
師範の額と自分の頬が斬られてしまった。
男鬼「へぇェ。やるなぁぁ。攻撃止めたなぁァ。
殺す気で斬ったけどなぁ。いいなぁお前、
いいなぁァ。女にも嘸かしもて囃される
んだろぉなぁ。妬ましいなぁあ。妬ましいなぁ。
死んでくれねぇかなぁあ。そりゃあもう苦しい
死に方でなぁァ。」
堕姫「まだ、他にもいるの！そこの小娘とか！
寄って集って私をいじめるの！」
男鬼「隣の小娘もやるなぁァ。すばしっこいなぁ。
男同様殺す気で斬ったのになぁ。いいなぁ。
綺麗だなぁぁ。見世に出ればすぐに花魁に
なれるなぁ。妬ましいなぁ。妬ましいなぁ。
死んでくれねぇかなぁあ。綺麗な顔を切り刻んで
やりたいなぁぁ。」
ニタ、と笑いながらこちらを見る男鬼に背筋が凍った。
男「そうだなぁ。そうだなぁ。それは許せねぇなぁ。
取り立てるぜ。俺はなぁ。やられた分は必ず取り
立てる。死ぬ時グルグル巡らせろ。俺の名は
妓夫太郎だからなぁァ。」
先程からネチネチと恨み節を並べていく鬼。
名前は妓夫太郎と言うらしい。
なんか個人の見解だけど伊黒さんより倍面倒くさそう←
ビュンビュンと鎌を振り回し周りのものを次々と
切り裂いていく。
すると後ろに善逸くんと伊之助が加勢する姿が
見られた。
遊郭の人達も避難している途中で緊迫感が走る。
鬼もそれを見てそちらにも鎌を振りかからせた。
「ガキンッ！！！」
すかさず師範が鎌を弾き鬼の攻撃から守った。
だけど市販はさらに怪我を負ってボロボロだ。
私も足でまといにならないように頑張らなきゃ。
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作者名：風花 | 作成日時：2022年4月10日 21時
