検索窓
今日:1 hit、昨日:6 hit、合計:12,577 hit

夜明けの目覚め ページ13

(夢主side)


パチと目を開けると、私は寝台の上に寝かされていた。

『え、、、』

頭や腕、足までもほぼ全部包帯でぐるぐる巻きに
されていた。

今の私、いつか本で見た西洋のお化けみたいだね。

私、こんなに骨折してたんだなぁ。

それすら分からないくらいに無我無心で戦っていたから
気づかなかったや。

そういえば、なんで私ここにいるんだっけ。

今は何時くらいかな?

師範や姉さん達。それに炭治郎君たちは無事?

目を開けてから少し時間が経ってきたのかどんどん
体が覚醒してきた。

足元を見ると梅乃が掛け布団の上で寝ていた。

『うめの、うめの、起きて。私起きたよ。』

今できるのは声を出して喋ることだけ。

するともぞもぞと動いて梅子が起きた。

梅子「エ!起きたノネ!?心配シタノヨ!」

そう言い梅子は嬉しそうにパタパタと私の周りを
羽ばたいた。

それから病室の扉をくちばしでこじ開けて
蝶屋敷の人や師範に連絡をするために飛んで
行ってしまった。

-----------------------------

しばらくするとしのぶちゃんが来た。

胡蝶「Aちゃん。起きたんですね。おはよう
ございます。」

『おはようございます』

胡蝶「私の事は分かりますか?」

『??何を言ってるの?蟲柱のしのぶちゃんでしょう?』

胡蝶「うん。大丈夫そうですね。」

『??』

胡蝶『君はかなり高いところから落下して
強く頭を打ってしまったんです。』

胡蝶「Aちゃん。あなたはしばらくの間
眠っていたんですよ。」

『しばらくってどのくらい?』

胡蝶「そうですねぇ。3ヶ月くらいでしょうか」

『そんなに、、、。それより師範や姉さん達はっ!』

胡蝶「それは本人達が来てからの方がいいでしょう」

しのぶちゃんがそう言うと豪快な足音が
病室に近づいてくるのがわかった。

宇隨「Aが起きたって本当か!!!!」

雛鶴「本当に目が開いてる!!」

まきを「良かった!!」

須磨「Aぢゃぁァん!!!!!!」

胡蝶「まだ夜明けです。声量を下げてください。」

『ふふっ。久しぶり。私はそんなに実感無いけど。』

ひらひらと包帯だらけの腕を振って見せた。

うるさい。やっぱりしのぶちゃんに怒られちゃった
じゃないwwww

『見る限り元気そうで安心したよ。』

・→←生と死の瀬戸際



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (36 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
93人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 時透無一郎   
作品ジャンル:ラブコメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:風花 | 作成日時:2022年4月10日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。