灰谷蘭は高嶺の花を落としたい (ページ26)

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(蘭side)

エマ「ウチ！手伝うよ！」

『おぉ。珍しいね。どうしたの、』

エマ「なんならエマが全部作ってもいーよ？」

『いやそれじゃ私のご飯食べに此処に来た意味。』

エマ「そーじゃん。」

『じゃあエマ。ほうれん草茹でてー？』

エマ「はーい。」

髪を結んでエプロンをつけて、

ギャップあんなぁ､､､。そこも萌えるけど。

やべぇ人妻感あってなんかえろい。

マイキー「､､､､､､､､､。(睨)」

おーおー睨んでる睨んでる。

エマ「私卵焼き食べたい！作って〜。」

『この前レシピあげたじゃん。』

エマ「ダメ。A姉の作ったやつがいい。」

『えぇ、､､､。よく分かんない。』

手馴れてるのか手際良く肉じゃがを煮ていく。

『エマっ。ほうれん草吹きこぼれてる！！』

エマ「わー！！」

『ったく。駄々こねてるからよ？
､､､。分かった。玉子焼き作ってあげる』

『蘭ちゃんとりんちゃんは甘い卵焼き大丈夫な人？』

”あれなら違う卵焼きも作るけど”って聞く。

蘭「おー。大丈夫。けど甘くないのも好き。」

竜胆「わかる。」

『人数多いしどっちも作るかあ。』

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『はい！できたよ。』

マイキー「オマエはここ」

エマ「ウチらに挟まれて食べんの。」

『え、まぁいいけどさ、』

うわ。マイキーとエマチャンめっちゃ俺ら警戒
してくんじゃん。

2人ともAの腕を片腕づつ掴んで睨んでくる。

当の本人は

『も〜、万次郎、エマも！2人して私にしがみついて､
ご飯が食べられないじゃないの！』

『蘭ちゃんと竜ちゃんも遠慮せずに沢山食べてね！』

つってほけほけと笑っている。

全く気づいてねーな。ウケる。

蘭「オマエ。随分愛されてんのな。」

マイキー「絶対お前になんかやらねーから。」

エマ「うちら以上に愛せる自信あるわけ？」

竜胆「兄ちゃん。全然認めてもらえなさそうなのウケる」

真顔で言うな。兄ちゃん傷付いた。

『まあねぇ。2人のお姉ちゃん代わりみたいなもん
だからね。』

『コラコラ。2人も煽らない、煽らない』

そう言って2人の頭を撫でる。