灰谷蘭は高嶺の花を落としたい (ページ22)

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(蘭side)

蘭「ブハッ！！目ェデカすぎだろwwww」

『盛れすぎて宇宙人みたいになってるねw』

『さっきはびっくりしたよ。急に抱き上げるんだから』

蘭「だって好きなポーズって言ってたもん。」

『えぇ、』

蘭「俺、お前のこと抱き上げて見たかったんだよね」

『君ってホントに変わってるよ、』

って呆れ顔で俺にそういう。

蘭「変わっててもいーよ。俺お前のこと大好き」

『も〜。平気で口説き文句言ってくるんだから〜』

飽きないねぇ？なんてあしらう。

蘭「あー。遊んだ遊んだ。」

ゲーセンの外に出ると青かった空はオレンジに
なっていた。

蘭「なー。門限ある？」

『んーん。無い。』

蘭「ねぇの？以外」

『実質一人暮らしだからね、』

蘭「親は？」

『私母子家庭でさ。お母さんさ、デザイナーで
海外飛び回ってるから滅多に帰ってこないの』

そーいや家まで毎日送ってもAの親と
鉢会った事ねぇもんな。

蘭「ふぅん。俺んとこと一緒だな。」

『蘭ちゃんのご両親も？』

蘭「そー。俺とりんどーだけ。」

蘭「じゃあちょーどいいな。家来いよ。」

『弟くんは大丈夫なの？』

蘭「大丈夫〜大丈夫〜」

俺はAの手を引いて家まで連れて帰った。

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(名前side)

私は蘭ちゃんに連れられるがままに
お家まで着いてきちゃった。

大きなお家。こんな所で弟くんと二人で住んでるのか、
寂しくないのかな？

蘭「ただいまー。」

『こんばんは。お邪魔します。』

竜胆「あれ？兄ちゃん､､､､､､。ってホントに
女の子連れてきてるし」

蘭ちゃんがそう言うとダッダッダと勢いよく
出迎えてくれた男の子。

金髪に水色のメッシュの丸眼鏡をかけた男の子。

ひと目で蘭ちゃんの弟くんってわかるわね。

ただ、弟くんは釣り眉なのね。

『こんばんは。初めまして早乙女Aです。』

すごいじーっと見られるからとりあえず自己紹介。

竜胆「俺、灰谷竜胆。どーぞ。入ってけー？」

ふふ。喋り方。似てるね、

『ありがとう。お邪魔します。』

蘭「A。そのぬいぐるみ預かってやるよ」

『ありがとう。』

蘭「テキトーに座ってていーよ。」

そう言われたから座って待っていると

後からやってきた2人も座る。

隣に蘭ちゃん。正面に竜胆くん。っていう

謎に囲まれる私。